【アーカイブ】『世瞬Vol.1』特設ページ
2022.06.09 00:17
※こちらはHP整備に伴い過去のページを記事として再掲したものです。
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世瞬舎がお送りする文芸誌、記念すべき創刊号です!
個性ゆたかな作家たちが表現する「永遠と瞬間」の物語をお楽しみください。
北木鉄、百瀬七海、千青、七屋糸、神谷京介 著
編集:神谷京介
書籍設計:小川牧乃、神谷京介
A5サイズ中綴じ冊子 本文36P
無料配布(送料のみご負担となります)
※オンラインでの配布は現在休止しております。
~掲載作品~
凧 (北木鉄)
「東風、私たちも凧揚げしよう」
この家に移り住んでから十年が経ったある日。子どものあやつる赤い凧が空を泳いでいる様子に興味を示した犬の東風(こち)。「私」はビニール袋でつくった即席の凧を持って、東風とともに走り出し……。
たったひとつの恋に、嘘は吐かない (百瀬七海)
「どこまでも続く、この空のように、真っ直ぐでいたい。この恋に嘘は吐きたくない。」
高校生の夕実は、同じ中学出身の亮介に想いを寄せている様子。それでも今はまだ、友だち同士の関係。「夕実ってさ、好きなヤツいるの?」。 二人きりで登校中、ふと亮介に尋ねられた夕実は、溢れ出すその想いを抑えきれなくなり……。
キャット・コピー (千青)
「昏睡状態が何ヶ月か続き、助からないと思ったパパ上は、禁断の技を使うことにした。生体3Dプリンタによるコピー猫の作成である。」
交通事故で瀕死の重傷を負った猫のニャニャ丸(一人称は「吾輩」)。奇跡的に目をさまし、その後我が家に帰りますが、そこにはニャニャ丸と瓜二つの猫がいて……。
卒業写真 (七屋糸)
「小さな窓の中で笑っているきみが、一番かっこいいと思う。」
社会人になった今でも時折見返すのは、卒業アルバムの中に収まった「きみ」の写真。あの日、午後の陽光が射す教室。きみと、きみの恋人のくちびるが、同じ形に動いた瞬間。二人はあのとき、どんな言葉を交わしたのでしょうか。