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ムスカリ 436 体の差別

2011.04.15 15:00

ムスカリって、ユリ科ヒヤシンス属ですけれど、もう終わりかしら。

ムスクの香りに似ているから、ムスカリって名付けられました。

 

ムスクって、麝香(じゃこう)のことですけれど、現在では、

麝香鹿(じゃこうじか)から採取された天然物は、ほとんどなく、

市販されているのは、たいてい、

人工的に合成された類似物質だそうです。

 

ムスクって、サンスクリットの睾丸(こうがん)って意味の言葉が、

語源だそうですけれど、、

麝香鹿(じゃこうじか)の、フェロモンの匂いかしら。

実際は睾丸でなく、その近くの、匂い専門の分泌腺を、

麝香(じゃこう)の原料として、採取(さいしゅ)します。

 

人工的に合成された麝香(じゃこう)の香水って、結構ありますけれど、

わたしは、当分、買いません。

 

石巻市の蛇田(へびた)っていう所の、津波で冠水した貿易会社の、

エリザベステーラーっていう女優さんのブランド名の輸入品が、

オーデパルファムにしては、お安かったので、買ってしまいました。

100mlも、衝動(しょうどう)買い。

 

しばらくは、うんざりです。

お花の香りが、わからなくなるもの。

香水をつけるなんて、あほ。

津波のせいなの。

 

 

 

顔や体の見掛けが、異性に似ているために、

GID(性同一性障害)のように思われて、差別虐待されている人が、

とうとう耐えかねて、自分から、性転換をしたいと言い出すって、

GIDと思います?

それとも、性分化疾患の一種かしら。

 

体型と言い、皮下脂肪の感じと言い、頭蓋骨と言い、

着衣の見掛けが、どうしても、

男の女装や、女の男装にしか、見えません。

おまけに、声まで、異性に似ていると、万事休すです。

 

GIDと間違えられれば、

男の子でしたら、てっきり、男装のレズビアンに思われて、

一部の女性に、好意を寄せられるかも知れませんけれど、

男性からは、体(てい)よく、のけ者にされます。

女の子ですと、男なのに女物のパンツを履く変態オカマと思われて、

女性に軽蔑された上に、

男の子からは、制裁されるように虐待されます。

 

何か、ややこしくて、頭が混乱しますけれど、

体質的に、異性に似ている、と言っても、

ごく軽症の人は、男の子なのに、背が低く、

女の子なのに、ごつい体つきの人です。

それぐらいでしたら、一杯いるでしょう?

 

重症ですと、骨格や頭蓋骨や乳房まで、異性そっくりになりますから、

生まれつきの性分化疾患でないか、

それとも、思春期以後の、婦人科や泌尿器科の病気でないかと、

徹底的に検査してみたくなります。

 

でも、体の病気でなく、体質であるとすれば、悩みます。

実際に、性別の通りに暮らそうとすると、

いくら服装を工夫しても、GIDなみに、精神の病気の扱いを受けます。

 

異性として扱われるままに、異議を唱えなければ、

差別されませんけれど、

戸籍の性別は、生まれた時から、体の通りですから、

具合の悪いことになります。

 

御本人は、精神的な苦しさに耐えかねて、

自分から、性転換をしたいと、言い出します。

 

その時に、これこれの事情であるからと、

御本人は、合理的に説明できません。

そこまで、精神的に追い詰められた人は、

心の性別というお決まりの、ステレオタイプの言い草しか、

言えなくなっています。

心が、あさってになっています。

 

たんに背の低い男の子や、たんに体のごつい女の子のように、

軽い症状の人が、たくさんいますけれど、

軽いからと言って、体の事情を軽く見積もるのは、危険です。

体って、物的証拠になりますから、死に至るほど、苦痛です。

冤罪(えんざい)のせいで、虐待されるようなものかしら。

 

背の低い男の子や、体のごつい女の子などの、

異性に似ている体の人の、人口の中の、比率に反比例して、

精神の病気が、深刻になると言っても、差し支えありません。

 

わたしは、体の事情と、世間の偏見を、GIDに見て来ました。

みんなに虐(いじ)められて、精神的に苦しい状態が、長期間続くと、

解離性障害になります。

気持ちがあさってになるの。

 

当初は、性分化疾患に準じて、GIDの性転換を行なっていました。

今は、世間の偏見に負けるような性転換医療を、行ないません。

やっていて、張り合いがないの。

患者さんの、精神の病気を、撫でてあげるように、

性転換医療を行なうって、情けない。

 

世間の偏見を、撫でてあげるのと同じですから、マッチポンプです。

自分でマッチを擦(す)って、火をつけておきながら、

真っ先にポンプ車に乗って、駆けつける医療ね。

美容外科のお先棒を、担ぎたくはありません。

 

それよりも、患者さんに、頑張れと言ってあげて、

一緒に戦う医療のほうが、わたしは、納得できます。

嘘偽(うそいつわ)りなく、患者さんの味方です。

 

体の形って、そう簡単には、変更できません。

本人には、どうしようもないことを捉(とら)えて、

差別虐待して、性転換にまで追い詰める社会や文化は、間違っています。

 

社会の偏見に負けずに、

ちゃんと生殖して、見返してやれと、励ます医療を、わたしは進めます。

なんで、偏見に負けて、

患者さんに、生殖を放棄させなければいけないのか、

そんな負け犬の優生医療を、良しとするのは、明らかに間違っています。

 

女なら、これこれの形、これこれの心、

男なら、これこれ、という文化は、糞くらえです。

 

身長や、体のごつさなどの、変更不能な体の形を、

文化的な性別の、具体的な指標にしてはいけません。

 

文化的な性別って、意志です。

身長や、体のごつさなどからは、

いい加減にしか、生殖機能を類推できません。

生殖機能を識別するための、目安になる体の特徴でありません。

 

こんなものを、文化的な意志表示として、

文化的な性別の指標にするのは、明らかに間違いです。

でも、説明が難しくて、往生します。

 

     解離性障害って、転換性障害と並んで、

     ヒステリーの代表的な症状ですけれど、

     ヒステリーという診断名は、現在では使われていません。

 

     解離や転換は、健常な人の脳の機能の仕方ですから、

     それ自体は、病気でありません。

     精神の病気に、そのような機能の仕方が、目立てば、

     あれはヒステリーであると、言われます。

 

     苦しいから、みんなと一緒のことができない、と訴えても、

     苦しいという物的証拠がなければ、人は許してくれません。

     一度や二度なら、信じてくれますけれど、

     100回や200回も、信じてくれません。

    

     頭痛の証拠を出せと言われても、困ります。

     怠(なま)けたいために、嘘をついている、

     と言われるのが、落ちです。

 

     それなら、苦しいと言うのは、かえって損です。

     でも、頭痛のせいで、どうしても、お仕事ができない時は、

     仕方がないから、親戚が死んだ、と言って、

     有給休暇を取ります。

 

     どうせ、休んでも、お仕事が溜まるだけで、

     だれも、人のお仕事を、片づけてくれません。

     有給休暇を取れば、かえって、しんどくなります。

     

     頭痛は治らずに、お仕事もできないけれど、

     証拠もありませんから、頭痛がするとは、言えません。

     なんとかして、仕事をしなくても良い名案がないかと、

     あれこれ、探し回って、工夫をします。

 

     心の性別が違うってのは、どうかしら。

     単純に言えば、こんなものです。

     実際には、これほど漫画的でありませんけれど、

     子供の頃からの、嘘や方便が、山ほど積み重なって、

     貝や恐竜の化石が、埋まっているだけです。

     

     こういうのを、転換と言います。

     心の性別が違うと言い出した時に、

     恐竜の化石のことを、思い出せないように、

     頭痛のことを、すっかり忘れていることが、よくあります。

     頭痛のせいで、心の性別に、振り替えたのに、

     御本人は、正真正銘、心の性別が違うと、信じています。

     天地神明に誓って、嘘偽(うそいつわ)りでないそうです。

   

     振り替えのことを、転換と言い、

     頭痛の記憶のないことを、解離と言います。

 

     朝青龍っていう横綱は、ホテルに立て籠(こ)もって、

     解離性障害と診断されましたけれど、

     普段から、粗暴なことをする癖があり、

     以前から、嘘をつく癖があったそうです。

 

     お相撲さんや、プロレスラーや、

     芸術家や、政治家や、ホステスなどの人って、

     マスコミや、役者さんと、同じように、

     八百長がお仕事ですから、

     仮病を使ったからと、世間に非難されても、

     今さら、昏迷(こんめい)する必要もありませんけれど、

     朝青龍さんは、ホテルに籠もって、何も言わずに、

     一日中、じっと同じ姿勢をとり、動かなくなったそうです。

     

     週刊誌沙汰の、嘘八百の二枚舌を、

     適当に使い分ければ良いものを、

     モンゴルの人ですから、ひょっとしたら、

     言葉や習慣の違いから、

     自分の見落としていた何かが、あるのでないかと、

     疑心暗鬼に陥り、

     右も左もわからない感覚に、なったのでないかしら。

     

     磁石が役に立たなくなったように、見当識を失います。

 

     1970年頃にSRS(性転換手術)を受けた日本のGIDの人たちも、

     アメリカに行くと、360度、どの方向を見ても、

     地平線まで、同じ景色が続くので、

     さまよえるオランダ人のような気持ちになったそうです。

 

     観光旅行のガイドブックや、地図を見ないで、

     何の予備知識もなく、いきなり車を飛ばして、

     知らない町の、知らないホテルに、泊まってしまう感覚ね。

     町の名前も知りません。

      

     そんな感覚って、アメリカでは普通ですけれど、

     日本では、記憶喪失や解離性障害などと、言われます。

     アメリカって、オバマ大統領もそうですけれど、

     兄弟姉妹っていう血縁の身内と、何十年も会わずに、

     どこで暮らしているかも知らないって、わりと普通です。

     日本では、ホームレスの感覚かしら。

 

     わたしも、外国では、ボディーガード兼用の、

     車の修理のできる便利な男性を一人、調達できれば、

     用意周到な旅行は、必要ありません。

     山歩きができますので、知らない町の、野宿も大好き。

 

     みんなと一緒のことができないと、

     自己同一性や境界性っていう自我機能も、変になります。

     ジプシーや、昔の被差別部落の人のような、

     疎外された生活感覚は、すでに解離しているのかも。

     旅行者の気楽な気持ちに、近いような気がします。

 

     性転換したい気持ちと、ほとんど同じです。

     チルチルミチルが、幸福の青い鳥を、

     探し求めた気持ちかしら。

     心の故郷(ふるさと)のように感じられるので、

     三島っていう小説家は、切腹しました。

 

     解離って、転換したことを、忘れます。

     自分が自分でないように、

     上(うわ)の空の、気持ちになりますから、

     精神的な苦しさから、逃れたい時には、持って来いです。

     健常な人も、嫌なことがあると、気分転換のために、

     わざわざ気持ちを紛らわせて、忘れますから、

     解離って、ストレス解消のために、とても大切です。

 

     解離したまま、戻って来ないってことが、厄介なの。

     夢を見ても、目覚めれば、眠る前の健常な意識に戻って、

     昨日の続きの、新しい記憶が、

     いつものように、降り積もるのに、

     解離した後も、意識が、元通りに復元されずに、

     別の記憶が始まってしまうと、

     解離性同一性障害と言われます。

 

     多重人格ね。

     人格交代の時に、解離します。

 

     ヒステリーって、

     転換症状と解離症状が、代表的な症状ですけれど、

     生活に支障をきたさなければ、転換や解離の仕組みは、

     健常な脳の機能にすぎません。

 

     いちおう、昔の病名ですから、

     それなりの支障のあった時に使われましたけれど、

     現在では、いったん、さまざまな症状に解体して、

     別のさまざまな症状との組み合わせによって、

     別の疾患名として、纏(まと)められていますので、

     ヒステリーという診断名は、あまり使われません。

     

     昔、流行(はや)った病名ですけれど、

     近代的な精神医学が、

     無意識を題材にして、初めて医療として公認された頃に、

     盛んに、ヒステリーが扱われましたので、

     今でも、その成果が、

     精神医学の屋台骨になっていると言えます。

 

     文学的な解釈ですから、

     それにもとづいて、薬物療法が行なわれるとしたら、

     お薬屋さんの吹聴を、鵜呑みにするのと同じくらいに、

     危険かも知れません。

 

     お薬屋さんって、心理学の文学的な概念の一つ一つに、

     化学物質と、くっつくための、

     神経細胞の受容体を、割り当てようとしますけれど、

     化学物質が文学概念に変換されるところを、

     見たことがあるのかしら。