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観音崎灯台 486 ヒステリー

2011.06.05 15:00

三浦半島の、東京湾に面した側の、岬の灯台。

 

海や空の青さと、新緑の美しさと、白い灯台って、

わたしの携帯電話では、写らない。

 

潮の香。波の音。白い灯台。沖の船。

 

京浜急行の浦賀駅から、灯台まで、2.5Km。

 

 

心の性別を変更できないのは、精神の病気ですけれど、

性別の病気と言うよりも、

たとえば、性のことでしたら、

オナニーに連想するものを、変更できなくなる精神症状が、

現れているみたいなの。

 

好みの男性を想像して、性的に気持ち良くなっていたのに、

いまさら、海や空を想像しても、

オナニーのおつまみにもならないって感じ。

 

新しく、条件反射を作れないだけでなく、

古い条件反射も、変更できません。

 

健常な人でしたら、抽象語を連想しても、嫌いな物体を連想しても、

オナニーの条件反射を、簡単に新しく作れます。

今までは、特定の男性を、瞼(まぶた)の裏に、焼き付けていたのに、

これからは、彼を思い浮かべても、

ちっとも、性欲が高まらないように、封印することもできます。

 

GIDの人は、性のことでだけでなく、

精神的な趣味や文化の、具体的な中身も、変更できなくなっています。

 

許容範囲が狭くなり、融通が利かずに、

変更不能になってしまう精神の病気の、一つの症状として、

GID(性同一性障害)と言われる幾つかの症状の組み合わせが、

現れているに過ぎません。

 

ほとんどのGIDの人に、

他の精神の病気に目立つ症状も、現れていますけれど、

御本人が、他の精神の病気の、診断や治療を望みませんから、

お節介に診断したり、強制的に治療したりって、誰にもできません。

 

脳や体の器質に、原因となる病変が発見されない種類の、

精神の病気って、だいたい、GIDと同様に、

変化を拒絶する症状が、様々に現れます。

 

代表的なのは、統合失調症や、うつ病ですけれど、

拒食症や、パニック障害や、PTSD(心的外傷後ストレス障害)や、

GIDなども、そうです。

 

融通が利かなくなるって、

同じ姿勢で、長時間座り続けているのと、似たようなものです。

坐骨神経痛のせいで、寝たきりになり、歩けなくなる人がいるように、

同じ機能を使い続けて、疲労してしまう人が、少なくありません。

 

統合失調症や、うつ病って、

そういう人たちの、代表的な精神症状みたいなものかしら。

神経伝達物質の量を、調節する機能が疲弊して、

情報伝達を加減できなくなり、融通が効かなくなってしまいます。

 

糖尿病になりやすい素質の人が、暴飲暴食や運動不足を続けていると、

血糖値を調節する機能が疲弊して、糖尿病を発症するのと、

似たような理屈です。

 

機能の疲弊しやすい遺伝的な素質は、どうしようもありませんけれど、

生活習慣のほうは、変更可能のはずなのに、

どうして、変更しなかったのかしら。

 

座ったままの同じ姿勢を続けていると、

頑固な神経痛になって、歩けなくなるのは、わかるけれど、

どうして、自分から好んで、同じ姿勢を続けたのかしら。

 

調節機能が疲弊して、精神運動興奮や、抑うつ症状が出っ放しになり、

統合失調症や、うつ病になるのは、わかるけれど、

どうして、自分の趣味を、頑固に変更しなかったのかしら。

 

今までは、すてきな男性を連想して、

性的に気持ち良くなっていたとしても、

今日からは、すてきな女性を連想しても良いし、

明日からは、腐ったお肉を連想しても、構いません。

 

何を連想して、性的に気持ち良くなっても、自由ですから、

偏食を避けて、適当に、たくさんの種類の食材を、

満遍なく食べれば良いのに、

どうして、同じ食べ物ばかりを、毎日、食べ続けたのかしら。

 

脳や体の器質に、原因となる病変が発見されない種類の、

精神の病気って、そういう共通の傾向があります。

GIDでは、心の性別っていう特定の食べ物しか、賞味しない生活を、

頑固に主張して、変更不能であると居直ります。

まちがいなく、精神の病気でしょう?

 

そのせいで、生殖機能やホルモン分泌機能を、わざと壊したり、

体の表面の見掛けを、手術によって変更したりします。

 

座骨神経痛も、寝たきりで歩けないのは困るので、手術を受けます。

椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症の人が多く、

運動しない生活習慣を変更できなかったせいで、

重症の神経痛になってしまった人が、ほとんどです。

 

運動するって、しんどいことですけれど、それを拒否する生活でした。

体を適当に動かすって、健常でしたら、気持ちの良いものですけれど、

疲れていると、運動したい気持ちになりません。

 

どうして、運動を拒絶する生活になったのかは、

人それぞれですので、一概に言えませんけれど、

骨の質や形や、神経の道筋(みちすじ)のような、

器質的な、生まれつきの素質だけでなく、

生活習慣の変更を、気持ちの良いものと思わない素質も、

あるのかも知れません。

 

発達障害の人には、その傾向があります。

立ち上がったり、意味不明の声を出したりって、

健常な赤ちゃんには、気持ちの良いものですけれど、

苦痛に感じる赤ちゃんもいて、発達障害と言われます。

 

今までは、オナニーの時に、きれいな男の子を想像していたのに、

今日からは、ゲジゲジや、河原の石ころを想像して、

オルガムスを感じるようになれますか。

習熟すると、手を使わなくても、ゲジゲジや石ころを想像しただけで、

性的に気持ち良くなれますから、とても便利です。

なんでも構いません。

自由に条件反射を作ることができます。

 

きれいな男の子を想像するのは、

たぶん、テレビや友達や雑誌やインターネットなどの、

ごく普通の文化の、真似事(まねごと)です。

 

別に、みんなの真似をしなくても、自分勝手に、

たとえば、平和っていう抽象語や、

蟷螂(かまきり)の血管の顕微鏡写真を想像して、

性的に気持ち良くなっても、

人それぞれの個性ですから、なんの遠慮も要りません。

自由です。

 

みんなと一緒というのも、便利ですから、

それも残して置くのが、普通ですけれど、

条件反射なんか、自分勝手に、お料理のように、幾らでも作れますし、

凍結保存や封印や廃棄処分も、自由にできます。

2~3日で、新しいオナニーの友を作れますので、練習してください。

 

こんな能力を測るって、知能検査にも、学力検査にも、ありません。

でも、人によって、歴然とした差があります。

どうして、自由に条件反射を、作ったり、壊したり、封印したりが、

できなくなる精神の病気を、発症するのか、

仕組みは、よくわかっていません。

 

生まれつきの素質かも知れないし、

幼児期の間違った教育によるかも知れません。

 

統合失調症の患者さんには、変化を拒絶する頑固さのことを、

自分は嘘をつかずに、自分の考えは正しく、

自分は信用のできる人間であると、

自分自身や他人に主張して、証明する手段のように、

誤解している人が、少なくありません。

わざわざ、頑固さを、自分や他人に、見せびらかします。

 

生まれつきの素質のように見えるけれど、

ただの考え違いであったりしてね。

GIDの人は、頑固に変化を拒絶すると言わずに、

個性や多様性と言います。

統合失調症の人は、真理や正義と言ったりね。

 

いずれも、自分の好みや、生活習慣などを、

変更しないぞと、頑張るために、自分や他人を騙す言葉を信じます。

調節機能の疲弊しやすい素質が、

統合失調症の人には、ありましたけれど、

だれにでも、少しずつ、その素質がありますので、

精神の病気に、根本的な違いはありません。

 

間違いが、坐骨神経痛や糖尿病や、

統合失調症やGID(性同一性障害)を、作っているとしたら、

やるせない気がしますけれど、

自分という機械の間違いしか、

自然という機械の、鼻を明かす方法がないって、

もしかしたら、ほんとうかも知れません。

 

調節機能の疲弊しやすい素質を、できるだけ現さないように、

満遍なく、さまざまな生活を混ぜ合わせれば良いのに、

GIDの人って、心の性別は変更できないと、明らさまに主張します。

自分から、ますます、病気を悪化させようとしているのに… 

それを良いことと、確信しています。

  

すっかり治癒したGIDの一人は、

世間への復讐のために、性転換をした、と言いました。

わたしには、自然という機械を裏切るために、性転換をした、

と聞こえました。

自分の体を壊して、自然を裏切るって、捨て身の戦術ですけれど、

ヒステリーと言います。 

 

灯台のある海を見て、そう思いました。 

汚水溜(だ)めのようなものですけれど、

海って、人の心みたいに、美しくロマンティックです。