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ベニバナ 497  道連れと、カミングアウト

2011.06.16 15:00

紅花(べにばな)って、

今は染料よりも、食用油として、使われています。

昔は、源氏物語のように、末摘花(すえつむはな)と言いました。

 

 

GID(性同一性障害)の、厄介な症状の一つが、カミングアウトです。

自分の病気の症状を、健常である、と確信して、

わざわざ、みんなに、確信の中身を、言いふらしますので、

GIDが精神の病気であるとなれば、

「自分は精神の病気です」って、

軒下に、日の丸を上げるような、お目出度い症状です。

 

幼馴染みや、学校の同級生にまで、電話を掛けまくる人もいます。

自分の心の性別は、実は、男でした。

このたび、男に性転換する運びとなりましたので、

とても嬉しい気持ちですって、

みんなに挨拶するように、電話を掛けます。

 

よく似た症状が、統合失調症にも表れます。

統合失調症とGIDが、

カミングアウトの二大疾患、と言ってもよいでしょう。

病識が全然無いってことですけれど、

穏便に治療を受ける道を、断固拒否して、

一騒(ひとさわ)ぎをしますから、厄介な症状です。

 

健常ですと、みんなに言いふらしても、人の勝手ですけれど、

精神の病気が丸わかりの症状でしたら、

「雉(きじ)も鳴かずば、撃たれまい」という結果になります。

 

御家族の足を、引っ張りますから、御家族は、

御自分の人生計画が、丸潰(まるつぶ)れになりかねません。

道行く人に、薄ら笑いを浮かべられて、質問攻めにされます。

お臍(へそ)が茶を沸かすような、精神障害者の言い分を、

なんで、健常な自分が、弁護しなければいけないのかと思うと、

人生、終わった、という情けない気持ちになるそうです。

 

だいたい、精神の病気の症状が、周囲の人を困らせるのは、

突発的に起こって、

用意周到な日々の営みを、問答無用で、ぶち壊してくれるからです。

 

精神の病気の人って、物事の手順を立てて、計画通りに遂行できずに、

腹痛や事故のように、予測不能な症状の表しかたをします。

周囲の人も、慣れてくると、

これは突発的に襲われる症状でなく、

いつも通りの幸せな生活を営んでいる社会に対して、

恨みつらみを突きつけているのでないかと、疑いたくなります。

 

みんなに知れ渡るように、御家族の人の立場がなくなるように、

奇矯な事をやってのけます。

全身に刺青(いれずみ)を入れて、

お祭りの日に、地車(だんじり)の上で、

諸肌(もろはだ)を脱いだり、

男が、女装で出勤して、

心が女であると、カミングアウトをしたりします。

  

他害や自傷と並んで、御家族が一番困る症状です。

危険性はありませんかと、御近所の人に尋ねられた人もいます。

ないわけでありませんが、健常な人のほうが、危険ですから、

統合失調症に似て、安全です。

精神の病気の人って、

健常な人から被害を受けることが、圧倒的に多く、

人に危害を加えることは、非常に稀(まれ)です。

 

自治会の役員さんが、制服の警察官と一緒に、

御家族のプライバシーを聞き取りに来て、

危害を加えませんと、町内にクチコミで触れ回ります。

 

統合失調症の人が、

どのようにして、みんなにカミングアウトするかは、

人それぞれに、具体的な中身が異なりますけれど、

初発でしたら、ほとんどが被害妄想です。

 

絶対に正しいと確信して、世間に正義を訴える気持ちや、

助けを求めて、不正を告発する気持ちなどを、みんなに訴えます。

 

「上司の誰々さんに、部屋の中を監視されています。

盗聴器を仕掛けられました」と、御近所を一軒ずつ回ります。

 

同級生に電話を掛けて、

「今夜のテレビに出演する。

漫画賞の受賞を妨害されたので、暴露する」 と言います。

 

昔でしたら、精神科の病院のほうから、お迎えに行きましたけれど、

今は、警察に保護されるようなことをしなければ、

なかなか、強制的には入院させられません。

 

抗精神病薬っていうお薬が、

統合失調症の急性症状によく効きますので、

お医者さんのほうも、余裕ができました。

精神科の入院病棟を廃止すべし、と言うお医者さんもいるくらいです。

 

GID(性同一性障害)では、精神の病気でないとして、

それならカミングアウトをして、言いふらしても、

問題ないという治療法を進めるのが、現在の性転換医療です。

その代わりに、御本人の確信する内容を、

性転換という形で、お医者さんが実行することになります。

 

拒食症の人は、食べませんし、

解離性障害の人は、自分の前生は皇族であった、と言います。

マイケルジャクソンって人は、

あんなふうな顔が良いと、確信していました。

 

GIDの人は、自分の体は女であるけれど、心は男である、と言います。

体を手術して、ちんちんを付けるのが良いと、信じています。

 

どの疾患名でも、

症状が一つだけ、ぽつんと表れることは、めったにありません。

即身成仏したと言う100才の白骨と、一緒に暮らしている人に、

親の死を届けずに、白骨との同居や、年金の詐取などの、

一連の症状だけが出て来るとは、とても思えません。

 

GIDも同じです。

心の性別や性転換などの、一連の症状だけでなく、

日常生活や精神全体が、ゴッホやムンクの絵のようになっている人が、

少なくありません。

 

カミングアウトをして、みんなと一緒に、社会生活ができるように、

社会全体が、かまってあげるのは、けっして悪いことでありませんが、

精神の病気でないから、全然平気であると、言いたいがために、

性転換を美化して、

ホルモン療法やSRS(性転換手術)などによって、体を壊してまで、

計画的にレールを敷いて、中央突破をしようとするのは、

電波が飛んでくるから、町じゅうの御祓いをする政策よりも、

もしかしたら、異常かも知れません。

 

町じゅうの御祓いなんか、お安いものですから、

それで統合失調症の人が、健常になれるのでしたら、

こんなに良い治療法はありません。

それにくらべて、性転換は、なんとなく、御本人の心を中心にして、

社会全体を、地球のように回転させようとしている気がします。