シモツケ　510　知能

下野（しもつけ）って、とっくの昔に枯れたと思っていたのに、

知能検査というのがあって、

心理学の先生は、知能を測っていると、主張します。

人のことを、どれぐらいに賢いと思っているか、という尺度と、

一致するそうです。

それなら、学力と、学歴と、地位と、家と、財産と、家族と、

容貌容姿と、言葉遣いと、服装と持ち物の値段を見れば、

その人のことを、どれぐらいに賢いと思うかと、

だいたい一致しますから、

本人に問題を解いてもらう必要なんか、ありません。

だって、どれぐらいに賢いかって、本人の能力でなく、

人が、どれぐらいに、そう思っているかって意味でしょう？

本人の能力でないのに、本人が問題を解くって、変です。

何を賢いとするかは、人の勝手ですから、

決まったものなんか、ありません。

でも、人が、何を賢いと考えているかは、人に聞けばわかります。

知能検査って、みんなが何を賢いと考えているかってのと、

一致するところを、

本人に問題を解いてもらって、

弾（はじ）き出してみようっていう手品の一種ですけれど、

手品ですから、種（たね）があります。

知能検査って、高い人が、低い結果を出すのは、簡単なの。

精神の病気になると、

しばしば、高い人が、わざと低い結果を出します。

低い人が、わざと高い結果を出すのは、困難でしょう？

じつは、それが精神の病気なんです。

あなたは、知能検査の問題を解いても、

IQ200の結果を出せません。

それが、しばしば、高い人が、わざと低い結果を出すって意味なの。

あなたが、精神の病気だからです。

でも、わざと低い結果を出していないと、あなたは主張します。

自分は、正真正銘、嘘偽（うそいつわ）りなく、

一生懸命、問題を解いたので、これは自分の本当の能力であると。

同じことを、GID（性同一性障害）の人も言います。

自分は、正真正銘、嘘偽（うそいつわ）りなく、

体の性別と違う心なので、この心は、自分の本来の心の性別であると。

また、あなたは主張します。

IQ100が、みんなの平均なので、自分だけが低いのでない。

みんなが、精神の病気の、はずがない。

だから、わたしは言っているのに…

何を賢いとするかは、人それぞれの勝手ですから、価値観なの。

でも、みんなが何を賢いとしているかは、みんなに聞けばわかると。

みんなが賢いとしているところを、あなたが答えれば、

あなたの知能は高いと、知能検査で出てきます。

みんなの賢いとしているところに、合わせる気持ちがなければ、

あなたの知能は低いと、検査結果に表れます。

普段から、みんなと一緒のところを見ようと心掛けていれば、

賢いと言われるし、

みんなと一緒のことを拒否すれば、あほと言われます。

あなたは、みんなと一緒に生きることを、拒否しているのに、

自分は一生懸命、問題を解いたと、思っています。

それが精神の病気なんです。

わざと低い結果を出したのに、自覚していません。

じつは、知的障害と言われる人たちのうち、

脳の器質に病変の発見されない人って、

大部分がそれでないかと、疑われます。

知能が低いと言われるのは、

みんなと一緒に生きるのを、

拒否する精神の病気かも知れないってね。　

GID（性同一性障害）でも、能力の高いのを自慢する人が、

たくさんいます。

千代の富士っていうお相撲さんでも、

カール・ルイスっていう陸上競技の人でも、

ほとんど、何も練習をしないのに、

みんなよりも、優れた結果を出しました。

生まれつきの素質なの。

苦しい努力をしなくても、めきめきと、成績が上がったのに、

自分は苦しい努力に耐えたから、

みんなに褒められて、当然であると、思うのでしたら、

危ないかも知れません。

IQ160の人が、大学を受験するのでしたら、

車の運転免許の、筆記試験を受けるぐらいの勉強で、

じゅうぶんに、国公立の医学部に合格できます。

しんどい努力なんか、必要ありませんから、

生まれつきの美男美女が、見てくれを、見せびらかすだけで、

どこへ行っても、みんなに褒められるのと、似たようなものです。

御本人が、自分は一生懸命に努力をしたから、

人間性を高く評価されて、当然であると、鼻を高くしたりすると、

イソップのお話のように、精神の病気になるかも知れません。

生まれつきの素質に、自惚れてはいけません。

人の変更不能な特徴を、差別してはいけません。

それだけで、GIDの半分の人は、治ります。

能力の高い人は、奴隷みたいに、能力の低い人のために、奉仕します。

こき使われて生きるのが、当然なの。

能力の低い人が、赤ちゃんのように、王様です。

やりたい放題に生きますので、赤ちゃん同士で、共食いになります。

それを防ぐのが、能力の高い人たちの責任です。

赤ちゃんや痴呆老人や病人は、お金持ちの贅沢なの。

能力の高い健康な人は、貧乏人の節約家です。

それが良い社会です。

能力の低い人たちを、神様のように、高く捧げ持つために、

能力の高い人たちが、働きます。

運命と思って、諦めてください。

赤ちゃんや病人の、紙オムツの交換や、

精神の病気の人の気持ちを慰めてあげるために、

健常な人が、一生を費やします。

昔から、人類は、そうして繁栄して来ました。

能力の高い人が、自惚れたり、威張ったりしたのでは、

社会が自滅します。

GIDには、そういう人が多いので、

精神の病気と、言われるのかも知れません。

能力が高いから、自慢して横着になる人や、

能力が低いのに、道楽な王様になれない人たちですけれど、

ふつうは、一人で二役を演じています。