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ナロードナヤ山 545 心と体の不一致

2011.08.10 15:00

ウラル山脈の最高峰です。1894m。

涼しそうでしょう?

みんなの山って意味。

 

昔、エストニアで性転換手術を受けた人は、

みんなの性転換でしたので、無料でした。

 

 

『狼たちの午後』のニューヨークの気温を、

エリザベスっていう名前の、MtFに聞くのを、忘れました。

とっくの昔に、エイズのせいで死んだので、

昔のニューヨークは、もう戻りません。

 

日本へ帰ると、この暑さ。

子供の頃は、33度を超えると、記録的でしたから、

いまに、日本人は、シベリアに移住する羽目(はめ)になるかも。

ツンドラの夏は、蚊が多く、困りました。

ロシアから、帰国です。

 

8月9日の、長崎の原爆の後の日本でしたので、

ケンペルやシーボルトの江戸時代の長崎が、全身火傷に至る道と、

日本の性転換医療の、なつかしい思い出が、重なりました。

 

広島は、エノラゲイのリトルボーイでしたが、

長崎は、ボックスカーのファットマンです。

FtM(female to male 女→男)と、MtFかしら。

 

全身、真っ黒焦げになった皮膚が、剥(は)がれ落ちて来るのに、

歩いている人って、お化けみたい。

垂れ下がった皮膚が、まだ燃えている人も、たくさんいたそうです。

 

全身火傷ですと、その日のうちに、死にますが、

一瞬のうちに、そうなりましたから、

焼けかたと、熱風の吸い込みかたによって、

しばらくは、ちゃんと歩けて、喋(しゃべ)れる人もいました。

前向きに、爆風に曝(さら)されると、

目が焦げて、全盲になったかも知れません。

 

医師と精神障害者の子の、ラフカディオ・ハーンって人は、

切り落とされた首も、しばらくは目玉が動いていると、

書いていました。

精神障害者の三島由紀夫さんの目も、

切り落とされてから、気持ちよさそうに動いたのかしら。

高く掲げられたダントンや、マリーアントワネットの首は?

 

原爆が落ちた後、垂れ下がった皮膚が燃えているのに、

ひたすら逃げようとして、歩いていた人たちって、

たぶん、切り落とされた首の、

まだ動いている顔の表情みたいなものです。

 

蜥蜴(とかげ)の尻尾は、

切られても、ぴょんぴょん跳ねているでしょう?

末期癌の患者さんには、凄いうめき声をあげて、

ベッドの上で、のたうち回る人もいます。

元気です。

 

原爆が落ちた後の、広島や長崎には、

そういう人たちが、一杯、歩いていたそうです。

落ちてから一時間ぐらいでしたら、お化けみたいに、元気です。

性転換をした人も、

切られた蜥蜴(とかげ)の尻尾かも知れません。

 

     GID(性同一性障害)の人たちは、

     男女っていう文化的なジェンダーが、

     間違ったホルモンシャワーのせいで、

     胎児の頃に形成されて、変更不能になるんだって。

 

     ジェンダーって、インドヨーロッパ語の、

     単語の性別のようなものですけれど、

     蜥蜴の尻尾みたいに、

     切り落とされても、反射的に飛び跳ねるのかしら。

 

     人間でも、時々、

     尻尾のある赤ちゃんが生まれますけれど、

     GIDの性別って、退化したはずの尻尾が、

     先祖返りみたいに、生えて来るみたい。

 

     精神でしたら、発達障害と言われますけれど、

     人間特有の自我機能の発達が、

     不良になる素質を持って、生まれて来ます。

 

     人間特有の機能って、

     動物の機能の上に乗っていますから、

     動物の機能に異常があっても、

     人間特有の機能に、支障をきたします。

 

     雌雄の性別の自動運動って、

     人間では、多くが退化しています。

     その代わりに、

     人間特有の自我っていう機能が、発達しました。

 

     自我って、失われた生殖の自動運動を、

     補完するための機能なの。

     つまり、生殖を、

     個体それぞれの、素質や経験や現在状況などに応じて、

     個体の側で、実行するための機能。

     

     そのほうが、気が利いていて、

     うまく生存できそうな感じでしょう?

     自我機能が発達すると、

     要らなくなった生殖の自動運動の機能が、

     蜥蜴の尻尾みたいに、切り落とされて、退化します。

 

     とっくの昔に退化した機能の中に、

     GID(性同一性障害)の人たちの言うところの、

     胎児期のホルモンシャワーによって作られた脳の機能の、

     いわゆる心の性別がありました。

     馬乗りになったり、お尻を突き出したりするような、

     生殖の自動行動のプログラムのことです。

 

     今は退化して、失われてしまった心の性別と、

     今も残っている体の性別とが、一致しないと言って、

     GIDの人たちは、大騒ぎをします。

     どうして、失われた性別を、知っているのかしら。

     昔から、前生は王女であった、と主張する人が、

     たくさんいました。

 

     動物実験では、ホルモンシャワーの間違いを、

     再現することができます。

     一致しないと、生殖できませんから、絶滅します。     

 

     人間って、心の性別の自動機構が、

     退化して、ありません。

     尻尾がないから、一致しなくても、へっちゃら。

     その代わりに、

     生後に新しく獲得された自我の機能として、

     性別の文化というのを学びます。

     ジェンダーね。

 

     定義すれば、それで良いの。

     実物の机が、脳味噌の中に、入るわけがないでしょう?

     でも、脳味噌の中に、机のイメージを、自由に作れます。

     脳味噌の外側の、机という実物と、

     脳味噌の内側の、机というイメージとは、

     違うのに、決まっています。

     実物とイメージが同じなら、地球が三角になります。

 

     それなのに、わたしたちは、

     違うものを、同じであると、定義します。

     実物とイメージを、同じであると定義するのは、

     大変なイカサマです。

 

     自我機能の真骨頂(しんこっちょう)なの。

     心の中に作った文化的な机のイメージと、

     実物の机とを、同じであると、定義するように、

     心の文化的な性別と、体の性別とを、

     同じであると定義すれば、それで仕舞いです。

 

     作られた文化的な性別のイメージを、

     ジェンダーって言います。

     同じであるとは、同一性ってことね。

 

     名前のついた色の、波長や明るさなどの属性と、

     脳味噌の中の、その色のイメージとの、

     関係のようなものかしら。

 

     実物の絶対値と、心のイメージとが、

     一致するか、否(いな)かは、問題でなく、

     定義の仕方が、みんなと一緒か、否(いな)かの、

     コミュニケーションによる関係の変化が大切なの。

     自動的な機構が、文化に置き換わったのですから、

     当然です。

     

     じつは、この機能がイカれると、統合失調症になるって、

     ブロイラーっていう鶏みたいな人が、言いました。

     連合障害と言います。

     統合失調症の認知障害のことを言っていますけれど、

     融通が利かなくなって、

     一つの判断と、別の判断との関係が、

     変更不能になります。

 

     関係の変化を、許容できないって、

     ようするに、みんなに合わせられなくなるの。

     みんなの言う意味がわからずに、

     同一性を失い、人に共感できません。

     自閉、孤立、引きこもりって感じ。

     

     変更不能になり、刷り込みと言われるのは、

     老化に似ています。

     鳥は、生まれた時から、刷り込みが多く、

     ほとんど自動行動と同じように機能しますけれど、

     人間が、そうなったのでは、生きて行けません。

     進行すると、認知障害と言われて、死に至ります。

     

     習慣にしがみついて、新しいことを学習できなくなるの。

     世の中のほうは、変わるのに。

 

     自己同一性って言われるのは、

     動物の自動行動の代用品として、

     人間に特有の、変更不能な機能ですけれど、

     中身は、経験が増すとともに、

     雪が降り積もるように、変わって行きます。

 

     ストレスばかりが降り積もると、

     中身のほうが変更不能になり、

     融通が利かずに、苦しくなります。

     認知障害って、自分から自己同一性を捨てて、

     生きるための自動的な基盤を失います。

     

     自己同一性の枠組みって、みんなと一緒に生きるための、

     コミュニケーションの仕組みですけれど、

     人間は、社会的動物と言われるように、

     みんなと一緒でなければ、

     個体として生きて行く能力が、著しく低いみたい。

 

     降り積もるように進行するって、

     GID(性同一性障害)の、心の性別の苦しさも、それです。

     一時的には、辛抱できるけれど、

     今までの苦しさが、だんだんと積み重なって来ますので、

     限界に達すると、GIDを発症します。

 

     統合失調症の認知障害の進行の仕方と、同じね。

     ストレスが積み重なって行くのを、拒否しますから、

     自己同一性が壊れて行くでしょう?

     昨日(きのう)の自分は、今日(きょう)の自分と違う、

     と言い出すの。

 

     中身が積み重ならなくなり、

     絶対値が変わらずに、膠着状態になると、

     一時的でしたら、心因反応と言われます。

     条件反射を変更できなくなるってことね。

     適応障害です。

 

動物が、人間に進化すると、

捨てた尻尾の事故なんか、問題でなくなりますから、

自我機能って、気が利いています。

動物は、尻尾の事故があると、絶滅しましたけれど、

人間は、尻尾なんか、どうでもよろしい。

 

ほんとは、人間の自我機能って、

個体それぞれの側で、生殖を実行すると言っても、

言葉の綾(あや)にすぎません。

生まれた赤ちゃんは、男女の文化を学ばなければ、

一生、生殖できません。

     

みんなの文化を、学ぶ必要がありますから、

個体の側で、生殖を実行するのでなく、

みんなで、個体の生殖を実行するようなものです。

言葉や科学技術と同じです。

みんなの文化や知恵を学ばなければ、

人間の生存能力は、ばい菌よりも劣るみたい。

 

みんなで、個体の事を判断する、と言うべきところを、

個体それぞれの事情に応じて、個体の側で判断すると、

表現するのが、フランス革命特有の、言葉の綾(あや)です。

自我や、自由や、個人や、個性や、

責任や、義務や、権利などと、妖(あや)しく表現します。

 

人参(にんじん)で馬を釣り上げて、

大衆に、甘い汁を宣伝してあげなければ、革命は成功しません。

 

当然ですけれど、総理大臣や大統領は、

宣伝の役に立つオッチョコチョイの芸能人で十分なの。

学校の成績が良いと、権力を守る埴輪(はにわ)みたいに、

お医者さんになって、土に埋めてもらえます。

人参に釣り上げられた大衆の、憧(あこが)れの的(まと)かしら。

 

多勢に無勢ですから、運命には逆(さか)らえないって、

覚悟するのは、悪くないけれど、

権力って、そんじょそこらの、あほな人間ですから、

お医者さんが、オッチョコチョイを守る一兵卒であるって、

なんとなく、ものの哀れと言うか、馬の哀れを感じます。

 

精神科のお医者さんは、性転換の門番である、

と言う日本人もいますけれど、

ロシアでは、お医者さんって、女性のお仕事です。

日本で言うと、お風呂屋さんの番台みたいなもの。

 

スターリンって、お医者さんを殺しました。

ポルポトも、権力の兵隊や警察官だけでなく、

権力の手先になって、いい目をしていた人たちを、

皆殺しにしました。

お役人や、学校の先生や、

マスコミの人や、弁護士や、お医者さんなどを、ちゃんと殺したの。

 

所得やお給料の高い人や、安定した身分の人や、

ええかっこをしている人や、みんなに尊敬されている人などは、

即ち、権力の埴輪(はにわ)や傭兵(ようへい)のような、

警察官や兵隊と同じ身分であるって、わかりやすいでしょう?

有名な芸能人や芸術家も、殺されたみたい。

革命って、猿にもわかるくらいに、簡単明瞭でなければ、

成功しません。

     

ポルポトは、鉄砲の玉が勿体(もったい)ないので、

銃口を突きつけて、棍棒で殴り殺しました。

子供に殺させたの。

スターリンも、兵士二人につき、一挺の狙撃銃を支給して、

ドイツ軍の機関銃の前に、突撃させました。

人間の命なんか、犬や猫よりも、安価です。

原子爆弾に、よく似ているでしょう?

 

GID(性同一性障害)の命も、

性転換医療をおこなうお医者さんの命も、同じですけれど、

全身、黒焦げの、垂れ下がった皮膚が、まだ燃えているのに、

一心不乱に歩き続けた広島や長崎の人って、

日本のGIDや、性転換医療をやっているお医者さんに、似ています。

ユダヤ人のお医者さんも、ナチスの収容所では、

みんなと平等に、石鹸になりました。

 

幽霊みたいに、オウムに似ていると言っても、良いのですけれど、

性転換医療って、

ぴょんぴょん跳ねている蜥蜴(とかげ)の尻尾かしら。

全身火傷の治療って、形成外科の十八番(おはこ)なのに、

どうして、蜥蜴の尻尾を弄(もてあそ)ぶように、

ちんちんを付けたり、切ったりして、

暇な遊戯に、うつつを抜かしているのかしら。

戦争がないので、日本のお医者さんって、退屈そう。