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セミ 556 産卵と死

2011.08.22 15:00

クマゼミかしら。

わたしはセミの分類を知らないから、大学のゼミは頼まれない。

 

イソップの、蟻と蝉を思い出します。

この写真に、夏の終わりが写っているような、気がするの。

枯れ枝に食らいついているのは、産卵のためと思います。

女かしら。

 

お尻の角度から、産卵中みたいなの。

枯れ枝に産卵管を刺し込んで、

2~3mmの白い細長い卵を、3つぐらい産むと、

5mmぐらい匍匐(ほふく)前進して、また3つぐらい産みます。

これを10回ぐらい繰り返して、死ぬの。

 

枯れ枝に、セミが卵を産んだ刺し傷を、簡単に発見できます。

一列に並んでいます。

枝を裂いて、卵を観察することもできます。

来年の梅雨に、孵化して、

赤ちゃんが木を下りて、土に潜るそうです。

 

最近、クマゼミが横須賀周辺で急増しています。

セミって、5~10年間ぐらい、土の中で暮らしますので、

地上に出てきて、羽根が生えて、鳴いて飛ぶのは、

死ぬ前の、ほんの一瞬です。

鳴くのは、男だけ。

 

性交渉をする前の一時(ひととき)、と言っても構いませんから、

地上は、棺桶とラブホテルを兼ねています。

性交渉って、命懸けの真剣勝負なの。

 

もっと早くから、余裕をもって、生殖をすれば良いと思うのですが、

生殖した後は、やることがありませんので、

さっさと死ぬのが、合理的かも知れません。

 

子供がいても、生殖機能が健常でしたら、生きる意味がありますが、

生殖機能を壊(こわ)してしまえば、

生きる価値がないのかも知れません。

セミは、産卵すれば、二度と生殖できませんから、御用済みです。

 

子供の有無にかかわらず、生殖機能を壊すのは、

やはり、精神障害と見るべきかしら。