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ミズキの実 559 日本のFtM(female to male 女→男)

2011.08.25 15:00

水木(みずき)の実です。

アメリカ花水木(はなみずき)でなく、

山法師(やまぼうし)でもなく、ふつうの水木です。

 

 

 

日本に、FtM(female to male 女→男)の多い理由を考えても、

歴史上の事件の原因を探(さぐ)るように、

よしなしごとになりそうな気がします。

歴史学者の人に怒られるかしら。

 

日本の性転換の特徴は、何度も書いていますけれど、

欧米の性転換の特徴の、裏返しみたいなところがあります。

 

宗教による同性愛差別の有無。

第二次世界大戦後の男子皆兵の徴兵制と戦争の有無。

多民族社会とインドヨーロッパ語やセム語のジェンダーの有無。

 

このへんが、日本と欧米の性転換を比べた場合に、

比較的大きな違いに感じられます。

 

それが、日本のFtMの多さになるのは、やはり説明が必要かしら。

 

同性愛差別がないと、

男性の性欲が、他害に及びやすいのに比べて、

女性は、

性交渉をしながら草を食(は)むニホンカモシカのように、

比較的安全ですので、

FtMの性転換は、社会に許容されやすいと、思います。

 

男子皆兵の徴兵制があり、戦争がありますと、

MtFの性転換が、難しくなります。

欧米では男子皆兵の徴兵制が実施されなくなってから、

MtFの性転換が増えました。

 

言語の性別と多民族社会の関係は、

漠然として申しわけありませんが、

インドからあっちの人は、民族移動が盛んですから、

異民族との殺し合いになりやすい傾向があります。

雨が少なく、定住が難しいの。

遊牧や狩猟が主体の文化ですから、移動量が大きいみたい。

 

こっちの人と、あっちの人は、あまり入り混じりません。

あっちの人って、印欧語やセム語などの、

七面倒臭く性別を決める言語の人たちです。

 

遊牧民や狩猟民族が、盛んに民族移動をして、殺し合いをすると、

どうして性別にうるさい言語になるかって、言うまでもありません。

 

たくさん殺されるから、たくさん増やさないといけません。

戦争による人員減を、増殖によって補わなければ、

戦力が足りなくなります。

戦争用の男性的体格が重宝されますので、

性別の差が大きくなります。

 

こっちのほうは、雨が多く、定住生活ですから、

多民族の入り乱れた驚天動地の殺し合いがありません。

周囲の民族との、いつもの境界争いなの。

比較的温和な戦争です。

武器の違いにも、現れているかも知れません。

 

日本人は、人殺しのための戦力を産むのでなく、

農業生産のための、労働力を確保するために、生殖しました。

殺し合いよりも、男女の体格の差が小さかったみたい。

農耕では、虚仮威(こけおど)しの体格よりも、持久力が大切なの。

 

文化の違いが、言語の性別に現れています。

印欧語やセム語などの、言語の性別が、

欧米などのFtMの少なさに関係があるようです。

 

日本では、FtMの体が華奢で、瞬発力が小さくても、

男に成り済まして暮らせます。

日本の文化では、男にも、小さな負荷での持久力が大切です。

 

こんな理由って、よほど暇な茶飲み話のような、

由無し言ですけれど、

横須賀は久しぶりの雨になりましたので、お裾分けの積もりでした。