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ナンテンの実 645 晩生(おくて)

2011.11.19 15:00

御近所の小さな公園の、南天の実です。

 

 

お薬を飲むと、症状が変わりますので、

たくさんの種類のお薬を飲んでいると、

どの種類のお薬のせいで、こうなったのかって、

なかなか、わかりません。

 

漢方薬でしたら、生物の粉や塊りや汁を呑み込みますから、

何万種類の物質が、含まれているのかも知れません。

医食同源ですから、毎日の食事が、そうです。

 

西洋のお薬って、一つの化学物質だけを、主成分にして、

たくさんの量を使います。

 

病気の仕組みを解明した上で、化学物質の作用を利用して、

ぴたっと、故障の箇所を修理できれば、凄いと思います。

たいていは、あてずっぽうの、論より証拠ですので、

たくさんの経験が、ものを言います。

 

精神の病気は、

苦しみを麻痺させて、気持ち良くさせるのが、ほとんどですから、

麻薬に似ています。

 

20年前の、アフガニスタンの田舎では、

農家の常備薬って、阿片(あへん)の塊(かたまり)だけでした。

子供の風邪も、老人の癌も、痛い苦しい系統は、ぜんぶ阿片。

 

痛くも苦しくもないのに、血だらけとか、目が見えないとか、

吐き気がして、息苦しい時などは、どうするのかしら。

熱冷ましにも、阿片を使っていましたから、

幸せな気持ちにしてあげれば、呼吸が止まっても構わない…

 

性交渉の気持ち良さを覚えると、気持ちの浮かない時に、

ちょっと、男を誑(たぶら)かして、気持ち良くなります。

 

性的快感って、男のほうに歯止めがあり、

ずーっと、性的快感に浸っていられません。

女のほうには、妊娠しなければ、歯止めがありませんけれど、

相手の男に歯止めがあれば、仕方ありませんから、

たくさんの男を、梯子(はしご)します。

 

オナニーですと、一人だけで気持ち良くなれますから、

歯止めのない女性は、底なしかも知れません。

 

男のほうも、射精をしないように訓練すると、

女と同様に、底なしのオナニーの快感に浸れます。

射精を我慢する男性は、

やがて、生半可(なまはんか)にしか、立たなくなり、

性交渉ができなくなるそうです。

 

ちょっとぐらいは、射精を我慢して、

男女の長時間プレイを楽しむのは、構いませんけれど、

最後は、ちゃんと射精で締(し)めくくらないと、

いけないそうです。

 

射精をしないオナニーを、長時間、楽しむ男性と、

MtF(male to female 男→女)の、

TV(トランスベスティズム)と言われる種類の人とは、

似ているかも知れません。

 

     異性装や、異性になった気分の、気持ち良さを覚えると、

     病みつきになり、GID(性同一性障害)と言われます。

     この気持ち良さは、誰でも感じる性的快感ですけれど、

     健常な人でしたら、長時間、浸ることはしません。

 

     女性では、歯止めがないので、オナニーと同様に、

     癖(くせ)になる人が多いようです。

 

     FtM(female to male 女→男)のGIDには、

     女性同性愛からGIDを発症する人が多く、

     MtF(male to female 男→女)では、

     TV(トランスベスティズム)からGIDを発症する人が、

     多いようです。

 

     思春期の男の子が、女性の衣服に触れたり、

     女性の下着を入手したり、身に着けたりすると、

     性的快感を催すのは、ごく普通の健常な性欲ですけれど、

     MtFのGIDには、それを知らない人が、少なくありません。

     多かれ少なかれ、心が女であるから、と思っています。

     

     変(へん)と思いません?

     心が女であるから、奥さんと結婚して、

     服を脱がして、子供を産ませたのかしら。

     奥さんの、女らしい体や、

     女らしい衣服や言葉や身振りなどに、

     性的快感を催したのは、

     自分の心が、女であったから、と言うの。

 

     男の子が、女性に対して、普通に感じる性欲なのに…

     女性は、それを引っ張り出すために、

     自動機械のように、自然に女性らしい体つきになり、

     その上に文化的に、衣服や言葉や身振りなどを、

     一生懸命、工夫したのに、

 

     ニンジンに食らいついたのは、

     自分の心が女だから、と言うの。

     女性の側の努力でないのかしら。

 

     心が女だから、女の衣服や言葉や身振りや、体などに、

     むしゃぶりついたそうです。

     変(へん)と思いません?

     

     なんで、こんなに、ひねくれた考えになるのかと、

     あれこれ、尋ねてみると、

     女性の体や、言葉や衣服などに、

     男の子が性的に興奮するのは、正常であるってのに、

     共感できないみたいなの。

     信じられない感じで、知らないの。

 

1960年代の、高度経済成長期に、

思春期の青少年のための、性教育ってのが、

はじめて、新聞やラジオや週刊誌などに、おおっぴらになりました。

男の子の、性に関する、悩みの相談ね。

女の子については、1970年代後半ごろから、ぼちぼちでした。

 

男の子の悩みの相談って、オナニーのことが多く、

わたしは、性が専門のお医者さんに、すごく疑問を感じました。

     

だって、思春期の男の子は、オナニーをするものであるって、

みんな、知っていました。

それなのに、オナニーをする自分は、変態ですかって、

男の子が相談をしています。

     

高校生になっても、まだ知らないって、変(へん)です。

女の子を、性教育するための、やらせの質問なのかしら。

 

江戸時代でも、明治時代でも、昭和の戦前でも、

建て前は、手淫って、卑しい心の徴(しるし)でしたけれど、

男の子は、誰でもオナニーをするものであるって、

女の子も、ちゃんと知っていました。

 

オナニーをして、当たり前ですし、

副作用は、たいして気にしなくても、いいみたい。

ちゃんと知っていても、男の子から聞かされると、

恥ずかしくて、泣く仕来(しきた)りになっていました。

 

思春期以後の男の子なら、犬でも知っているのに、

ラジオや週刊誌の、悩みの相談室を賑(にぎ)わすって、

おかしいなあって、思っていました。

専門のお医者さんが、男の子の悩みを解くために、

一生懸命、性の知識を普及しているの。

 

     1970年代初めの、

     MtF(男→女)のGID(性同一性障害)の人の、

     思春期から青年期には、

     オナニーを心配する変(へん)てこな性意識が、

     ごく普通でした。

   

     発達障害って言葉は、すでにありましたけれど、

     一般には知られていませんでした。

 

     知能が正常なのに、発達障害なので、集団行動ができず、

     学校教育において、特別な配慮を必要とする、と聞くと、

     集団行動を躾(しつ)けるのが学校教育なのに、

     それをしてはいけないって、馬鹿も休み休み言えと、

     多くの先生や国民は、お腹を抱えて笑いました。

 

     脳の器質に、原因となる病変の発見されない種類の、

     精神の病気の人の子供時代って、

     統合失調症でも、人格障害でも、似たようなもので、

     共通しているのは、知能が正常なのに、

     みんなと一緒のことよりも、

     みんなと違うことのほうに、熱心です。

 

     へそ曲がりや、駄々をこねる子供とは、違います。

     精神の病気の人が、そのように、現実的になるのは、

     大人になってからです。

     子供の頃は、水素やヘリウムの入った風船のように、

     手を繋いであげなければ、飛んで行ってしまいそうな、

     現実離れをした症状を出します。

     もしかしたら、爆発するかも知れません。

 

     あるMtFのGID(性同一性障害)の人は、

     中学の修学旅行で、東京に行きました。

     羽田空港を見学したそうで、みんなが行ってしまっても、

     自分一人で、一生懸命、飛行機の発着を見ていました。

     すると先生が迎えに来て、

     袖を引かれて、みんなの所へ連れ戻されました。

     そのGID一人のために、

     学校は、女の先生を付けていたそうです。

     

     数百人の生徒の中で、一番の成績でしたから、

     知能は低くありません。

     でも、みんなと一緒に行動することを、

     ちっとも、気に掛けていません。

     自分一人だけ、はぐれてしまっても、恐くありません。

     横紙破りや、駄々こねでなく、あさってなんです。

    

     GIDでは、子供の頃から、

     みんなと一緒ということに、無頓着な症状が出ます。

     ハイイロガンの刷り込み(imprinting)って、

     孵化して最初に見た物体の移動に、付いて歩きます。

     人間や電気仕掛けの玩具を、親のように思うのかしら。

 

     みんなの真似(まね)をする、というのが、大切なの。

     鳥って、隊形を作って、空を飛びますけれど、

     必ずしも、リーダーが決まっているのでなく、

     ばらばらの心筋細胞が、みんな一緒に拍動するように、

     個体のレベルでも、

     動物は、反射的に一律の行動をとります。

  

     誰のあとを付いて行くかが、変更困難になるよりも、

     あとを付いて行くことのほうが、大切かも知れません。

     特定のことを考えたり、行動したりすることが、

     刷り込まれたように、変更不能になるよりも、

     精神の病気では、みんなと一緒という刷り込みに、

     異常があるのかも知れません。

 

     GIDの人の中には、

     幼児の頃に、男の子と女の子に分けられたので、

     とても不安になった、と言う人もいます。

     強制的に分けられて、恐い気持ちになったので、

     みんなと一緒という気持ちが、破壊されたそうです。

 

     治癒したGIDの一人は、性別に異常があるのでなく、

     幼児を、性別や個人によって、強制的に分けるのが、

     不自然で乱暴な教育である、と言います。

 

     他の哺乳類では、思春期に、

     自然に性別の集団に分かれるのに、

     幼児期に、強制的に分けるのは、

     情緒不安を招くそうです。

 

     個人の自立を強制するのは、脳の発達に良くありません。

     個人の自由や責任には、合理的な根拠がなく、

     不自然な強制のせいで、

     集団行動のプログラムが破壊されて、

     発達が変調になり、

     みんなと一緒のことができなくなりました。

     ほんとかしら…

 

     精神の病気の人たちは、

     みんなと一緒に暮らしたかったと、言います。

     思春期になると、みんなが一斉に走り出して、

     大人の真似(まね)をするので、

     GID(性同一性障害)の人たちは、

     置いてけぼりにされたそうです。

 

男の子がオナニーをしても、ちっとも異常でないことを知らずに、

週刊誌の悩みの相談に投稿するって、

知識の不足や、性欲の異常が、現れているのかしら。

 

思春期の男の子が、女性の下着を身に付ければ、

欲情をきたすのは、当たり前なのに、

MtFのGIDの人たちは、当たり前の欲情を知らずに、

「心が女だから、女性の下着を身に付ける」 と、

しゃあしゃあと言ってのけます。

 

これって、性別の病気でなく、発達障害ですけれど、

性的に晩生(おくて)ですと、みんなと一緒のことができずに、

置いてけぼりにされて、性的非行に走ってしまうことが、

よくあります。

不安なの。

 

個人の自由や責任に、適していない素質の脳味噌ですと、

性的に晩生になるかも知れません。

この人たちが精神の病気にならない社会って、

子宮の中のように、

無意識に自動的に運営される社会かしら。

機械のようですと、人生は楽ちんです。 

 

精神の病気の人って、変化に弱いみたい。

人とのコミュニケーションも、そうなの。

共感するには、相手の人の気持ちになってみなければ、いけません。

その人の脳味噌の具合と、同じように、

自分の脳味噌を調節しなければ、人の気持ちはわかりませんから、

任意の状態に、脳味噌を調節する能力が必要です。

 

外部からの刺激や、化学物質などのせいで、

脳味噌の状態が変化しても、

すぐに、いつもの状態を復元できるのなら、

変化に強いって、言えるかも知れません。

恒常性を維持する能力が高いの。

これは、人に共感する能力と同じです。

脳味噌のコミュニケーション能力ね。

 

お薬や、体の手術などによって、脳味噌の調節を、

ちょうど良いところに持って行くって、不可能です。

GIDや統合失調症のような病気では、

ちょうど良いところって、文化的だもん。

 

広島に原爆を落とすのも、

人間を、豚や牛のように殺して、食べるのも、

何百兆円のお金を使ってでも、福島の放射能を除染するのも、

どれもこれも、同じようにやってのけるって、

脳味噌を、ちょうど良いところに調節する能力みたい。

お薬や、SRS(性転換手術)では、調節できません。

多剤併用や漢方薬でも、無理と思うけれど…