陸中山田　690　統合失調症の初めは…

陸中山田駅です。

手前が海で、右へ行けば宮古、左へ行けば釜石。

ホームのコンクリートと、駅名の看板だけが、残っていました。

タクシーが客待ちをしていて、

バスが来ると、お客さんを乗せて行きました。

統合失調症の症状って、

他の精神疾患でも、出てくる症状ばかりですし、

他の精神疾患の症状も、

ぜんぶ、統合失調症で出てくる可能性があります。

色々な症状のメニューが、疾患ごとに違うの。

組み合わせが違うってことね。

診断基準に書かれてあるような組み合わせ、と言えば、

定義ですから、確実です。

わたしなんかは、抗精神病薬を飲んでもらったほうが、

副作用よりも、利益のほうが大きく、

抗精神病薬でなければ、本人が苦しむばかりの時に、

統合失調症と、診断したくなります。

現実には、精神運動興奮ってことです。

抗精神病薬が、よく効きますし、

これが、長期間持続している人って、

自力では、めったに治りませんから、

やっぱり、強権を発動してでも、

お薬を入れてあげるのが、正解です。

妄想や幻聴って、精神運動興奮の結果ですから、

わかりやすいのですけれど、

他の病気でも、出てきますし、

妄想や幻聴が目立たないのに、認知障害の進行する人もいます。

精神運動興奮って、

自分からあほになって、苦しみを回避しますけれど、

生活の場では、物事を実行する必要がありますので、

あほになったくせに、

行動だけは、考えもしないで、切迫して強行してしまいます。

入院をしてもらえば、実行をする必要もなくなりますし、

抗精神病薬を飲むと、あほになるだけでなく、

実行の意欲も抑制されますので、気持ちが楽になります。

自分であほになると、神経細胞が壊死するかも知れないの。

抗精神病薬を使ったほうが、安全です。

精神運動興奮が、さほどでなければ、

たぶん、妄想や幻聴も、たいしたことがなく、

抗精神病薬も、効きません。

引きこもって、昏迷状態のほうに、張りついています。

認知障害の進行と、抗精神病薬の効き目と、妄想や幻聴などを見て、

統合失調症を診断する言えば、

なーんだ、当たり前でないかと、思うでしょう？

馬鹿にしないで下さい。

昔は、統合失調症でしたら、

脳味噌の神経繊維の束を、切ってしまう手術を、

半ば、強制的にやってしまいました。

ロボトミーってやつね。

二度と回復しませんから、統合失調症の診断って、

人を、いわゆる廃人にするか、しないかが、掛かっているの。

　　　　　GID（性同一性障害）と、根本的な違いはありません。

　　　　　脳の器質に、物的証拠がないってことね。

　　　　　本人が苦しんでいたり、周囲に危害を加えたりって、

　　　　　文学的に精神症状を、一方的に評価されると、

　　　　　昔でしたら、脳味噌を切られていたかも知れません。

　　　　　本人の言うことなんか、信じてもらえないもんね。

　　　　　統合失調症の人は、事実と違うことを、平気で言うから。

　　　　　GIDも、心の性別と体の性別が違うって、

　　　　　事実を拒否するでしょう？

　　　　　体の性別って、事実のことです。

　　　　　それが、心の性別と違うって、

　　　　　ようするに、嫌（いや）な事実を、認めたくありません。

　　　　　事実がわかっているのに、それを拒否するって、

　　　　　事実を認識できない統合失調症とは、

　　　　　根本的に違うように見えますけれど、同じなの。

　　　　　事実を許容できないのと、事実がわからないのとは、

　　　　　同じってことが、

　　　　　統合失調症の進行を見ていると、わかります。

　　　　　事実を許容できないのが、重症になると、

　　　　　事実がわからなくなるってことですけれど、

　　　　　統合失調症って、放置されていると、

　　　　　軽い症状から、重い症状に、

　　　　　だんだんと進行して行きます。　

　　　　　嫌（いや）な気持ちが、高（こう）じると、

　　　　　次第に、事実を見失って行くの。

　　　　　嫌（いや）な事実を、許容できないでいると、

　　　　　事実を認識できなくなる様子が、よく観察できます。

　　　　　統合失調症の進行の初めのほうを見るのと、

　　　　　GID（性同一性障害）の症状を見るのとは、

　　　　　似たようなものです。

　　　　　結果として、

　　　　　うんと進行すれば、統合失調症と言われますけれど、

　　　　　どこまで進行するかを、病気の初期に予想するのは、

　　　　　地震の予知と同じくらいに、難しいの。

　　　　　性転換が、進行を予防しているかも知れませんけれど、

　　　　　これも、評価が困難です。

　　　　　しんどいことや苦しいことを、うまく回避できれば、

　　　　　あまり進行しませんので、

　　　　　暖簾（のれん）に腕押しや、柳に風ってのが、

　　　　　一番いいのですけれど、

　　　　　性転換って、一番まずい手のような気もします。

　　　　　わざと症状を、悪化させているのかも知れません。

　　　　　GIDや統合失調症などの、病識のない精神疾患は、

　　　　　症状が悪化すると、

　　　　　御本人は、ますます、自分は健常であると、

　　　　　確信するようになります。

　　　　　本人は、病気を自覚できませんから、

　　　　　他人が見てあげなければ、仕方ありませんけれど、

　　　　　類は友を呼ぶように、似た者同士ですと、

　　　　　自分の症状だけでなく、他人の症状も見えません。

　　　　　人よりも、一段と悪くなると、

　　　　　引きこもって、みんなの前に出て来ませんから、

　　　　　万事休すです。