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コスプレ 738 精神の病気の、脳の原因

2012.02.26 15:00

うちの近所の公園は、週末になると、こんな人たちで一杯です。

暈(ぼか)しましたけれど、このまま、電車に乗るのかしら。

冬のおトイレは寒いけれど、カラオケ屋(や)さんは暖かい…

MtF(male to female 男→女)の

 

 

精神の病気って、脳の器質や、化学物質の代謝の異常などでないと、

理解が難しいようです。

 

統合失調症って、精神の病気の代表格のようなものですが、

原因となる脳の器質の異常が発見されていません。

 

ドーパミンっていう化学物質が、

神経細胞にくっつくのを抑制するように、

抗精神病薬っていうお薬を飲んでもらいます。

 

これを飲むと、実行力や思考力が低下しますので、

悪さをする患者さんに、大人しくなってもらうには、便利です。

 

良いことを実行する能力も、悪いことを実行する能力も低下します。

良いことを考える能力も、悪いことを考える能力も低下します。

統合失調症の患者さんが飲んでも、健常な人が飲んでも、

誰が飲んでも、実行と思考が抑制されます。

 

日常生活に必要な最低限の動作と思考ができるように、

お薬の量を加減します。

患者さんは、お薬を飲み、

最低限の動作と思考だけで、生活できるようになると、

とても気持ちが楽になり、明るく快活になります。

 

今まで、

不必要に過剰な実行を迫られて、余計なことを考えていたから、

お薬によって、実行や思考が抑制されると、

とても気持ち良くなります。

お薬が、よく効いているってことです。

 

一般の健常な人が、抗精神病薬を飲むと、

必要な実行や思考が、無理やりに抑制されますから、

身も心も重苦しくなり、

気持ち良いと感じることは、まずありません。

健康な人に、抗精神病薬は有害です。

 

そこで、統合失調症は、

ドーパミンが過剰に神経細胞の受容体にくっつく病気であると、

言われています。

ドーパミン説ね。

 

でも、これは統合失調症という病気の原因でなく、

結果でないかとも言われています。

お薬を飲んでいるのに、また、以前と同じ症状に戻ってしまうの。

そうすると、お薬の量を増やしますけれど、

だんだんと、お薬が効かなくなってきます。

お薬の量が増えると、お薬を飲んでも、気持ちよくなりません。

 

身も心も動かずに、寝たきりになってしまいます。

それなのに、妄想や幻聴や認知障害がひどく、

事実上の廃人になる人もいます。

 

統合失調症の症状が、進行して行くのって、

ドーパミン説では、説明できません。

やっぱり、ドーパミンが過剰に神経細胞にくっつくのは、

統合失調症の原因でなく、結果だったのでないかと、

疑われています。

 

神経細胞と神経細胞の繋ぎ目のシナプスで起こることですので、

情報の受け取り手の神経細胞に、

たくさんのドーパミンがくっつくってことは、

情報を発信したほうの神経細胞が、

たくさんのドーパミンを放出したってことと、

だいたい同じかも知れません。

 

きょうの主題は、

ドーパミンやセレトニンのような、神経伝達物質でありませんので、

省略します。

 

抗精神病薬による薬物療法って、

病気の原因を除去するのでなく、

病気の結果を緩和するための、対症療法と言われています。

原因を取り除かずに、抗精神病薬を、大量に使い続けると、

いわゆる薬漬けになってしまいますけれど、

うまい治療法がなければ、仕方ありません。

 

昔は脳を切ってしまいましたから、

そのことを思えば、薬物療法って、回復の期待が持てますけれど、

結局、脳を切り、回復不能にしてしまう治療を、

化学的にやっただけではないかと、言われています。

 

なんとなく、GID(性同一性障害)のホルモン療法に似ています。

刃物を使わずに、化学的に切るの。

 

     統合失調症って、精神の病気の代表格ですけれど、

     脳の器質に、原因となる異常を発見できません。

     そのくせに、

     はっきりと頭がイカレているように見えます。

     

     統合失調症は、

     癲癇(てんかん)や、躁うつ病や、拒食症や、

     アルツハイマーや、麻薬依存症や、GIDなどもよりも、

     いかにも精神の病気に相応しい風貌と貫禄を、

     備えています。

     

     GID(性同一性障害)や拒食症なども、

     脳の器質に、原因となる異常がありませんから、

     統合失調症に似て、容易に、

     小結や関脇などの、三役格になれるのですけれど、

     横綱までは、なかなか厳しい道のりです。

 

     脳みそって、感覚器官からの入力があれば、

     自動的に反応して、随意筋や内臓などから、

     体の動作として出力されるように、調節します。

     無意識の自動機械のように、

     刺激に対して、勝手に応答するのなら、便利ですけれど、

     そこまでは、まだ進化していません。

 

     一部は、意識という手法によって、

     自分でキーボードを叩いて、反応しています。

     キーボードを叩くのは、脳に入力をすることですから、

     自分でキーボードを叩くって、あほですけれど、

     仕方ありません。

 

     人間はこのことを、自分は賢い、と自覚しています。

     賢(かしこ)ければ、

     自分で自分のキーボードを叩かなくても、

     無意識の自動機械のように、動作できると思いますが…

 

     キーボードを叩くのは、自分だけでなく、

     最初の刺激は、もちろん感覚器官からの入力ですから、

     コンピュータに喩えると、

     自然が、キーボードを叩いて、

     人間を刺激するようなものです。

     寒いとか、暑いとか、空気が薄いとかの、自然の刺激ね。

 

     ほかにも、

     他人がキーボードを叩く、という入力法があります。

     コンピュータで言うなら、最もわかりやすい入力は、

     コンピュータでない者が、キーボードを叩きます。

 

     実際には、キーボードの代わりに、

     インターネットから、入力されることが、ほとんどです。

     人間の脳みそでも、他人や文化が、

     ほぼ全部に近いほど、ほとんどの刺激を入力します。

     

     コンピュータって、機械が壊れていなくても、

     無茶苦茶に入力すれば、役に立たない反応になります。

     機械は壊れていませんから、入力の中身が悪いのです。

 

     精神の病気も、脳みそが壊れていないのに、

     入力の中身が拙(まず)ければ、

     言葉や行動が、破壊的になります。

     

     統合失調症もGID(性同一性障害)も、

     診断基準に書かれているのは、脳の器質の病変でなく、

     出力された言葉や行動などの、精神症状です。

     精神症状を、文学的に判断して、

     統合失調症やGIDなどの、精神疾患と診断します。

 

     精神の病気は、その症状を出している人の、

     脳の機能や神経伝達物質などが悪いとは、

     必ずしも言えません。

     GIDでは、精神の病気は、

     性転換医療を行なう医師の脳みそのほうに、

     原因があるかも知れません。

     医師が無茶苦茶に他人のキーボードを叩いたのでないかと、

     嫌疑が掛かります。

     

     いずれにせよ、精神の病気って、

     精神症状を出している人の脳みそに

     器質的あるいは化学的な原因があるとは、限りません。

 

     脳に入力される情報のほとんどは、

     他人や文化によるものです。

     実際、統合失調症の患者さんは、

     他人にやられた、毒を盛られた、などと言います。

     単なる被害妄想として片付けるのでなく、

     そのような症状の出る仕組みを、

     しっかりと見てください。

 

     GID(性同一性障害)の場合も同じです。

     ごつい体のFtM(female to male 女→男)や、

     背の低いMtF(male to female 男→女)などでは、

     精神の病気の責任を、患者さんの脳みそに求めるよりも、

     文化に求めたほうが、妥当かも知れません。

 

     精神の病気の共通の原因は、

     必ずしも患者さんの脳みそにありませんが、

     未発見の共通の器質や機能でなくても、

     おのおのの患者さんの脳みそが、異なる微細な素質を、

     隠し持っている可能性が高いと、わたしは見ています。

     

     原因と結果の関係を、唯物論的に見ようとすれば、

     たぶん、個体という区切りを撤廃しなければ、

     器質や化学物質は、コミュニケーションという関係を、

     的確に現わさないと思います。

     唯物論で行こうとすると、個人主義に矛盾します。

 

原因と結果と言えば、なんとなく、科学的に聞こえますが、

時間の前後の順番のほかは、形而上学です。

 

道の向こう側の自販機の飲み物を買おうとして、

車に轢かれて死んだ原因は、

自販機なのか、飲み物なのか、道なのか、横断なのか、

それとも、わき見運転なのか、いずれにしても文学です。

 

無数の原因が次々に思い浮かびますので、

戦争の原因や、宇宙の成り立ちなどを議論する遊び人たちの、

夢物語です。

 

物理学や化学の因果関係という数式の形而上学を、

精神医学に適用しようとすれば、

たちまち、啓蒙思想以来の個人主義に、矛盾をきたします。

 

フランス革命以後の、法律上の責任能力や死刑も、

個人単位に値踏みされて、実行されますように、

現代日本の精神科の医療も、フランス革命で行きますから、

同じ矛盾が、地面を赤黒く染めています。

 

兵(つわもの)どもが夢の跡かしら。

判決や懲役や、診断や治療などが、瀕死の兵士の血溜まりのように、

わたしには見えます。

  

個人の出血は、法律や社会からの要請ですけれど、

精神科の患者さんは、人間の形をした事務書類にすぎませんので、

出血が、患者さんの目に見えないだけです。

もしも、お医者さんの目にも見えないのでしたら、ダメ医者かもね。

 

太陽が燃えているので、地球の人が暖かいと感じるように、

感覚器官を使う人間社会のコミュニケーションを、

統合失調症の患者さんたちは、

電磁波や音波にやられた、心の情報を盗まれた、などと言います。

 

精神科の綺麗事の医療は、

コミュニケーションが大切であるというお題目を掲げますが、

精神の病気の患者さんたちは、

コミュニケーションにやられたと言います。

 

類は友を呼ぶように、

コミュニケーションって、人を疎外して、異物を破壊するからです。

 

脳に侵入したウイルスは、他人から伝染したものですが、

原因を、他人に遡及しない精神医学が、

物理学や化学と同じ因果関係に、馴染める筈(はず)がありません。

太陽や化学物質や素粒子のような物体に働く引力を、

生物の免疫として解釈するのは、

正直に言うと、面倒くさくて、やってられません。

 

個人を単位とする関係は、物理学や化学によって論じられません。

法学や哲学などが、啓蒙思想の時代から、

盛んに取り扱っていましたが…

 

人類社会に、個人主義が、権力の機構として普及したのは、

ほんの二百数十年前です。

フランス革命以後の、流行の政治が、

化学や物理学や数学などの、

普遍性や必然性の夢に一致すると思うのは、

オペラやプロレスなどの、荒唐無稽(こうとうむけい)な娯楽が、

正真正銘の事実や美学であると、週刊誌が騒ぐのと同じです。

 

宇宙とフランス革命は、けっして和解しないように、

脳みその病気の、原因や結果は、

個人の精神の成り立ちに、一致しません。

 

統合失調症やGID(性同一性障害)のように、

脳の器質に原因となる異常の認められない精神の病気では、

人それぞれの、未発見の微細な脳の異常が、

病気になり易い素質かも知れません。

 

類は友を呼び、免疫が異物を破壊するように、

人はエステティックな仲間を作り、そうでない者を攻撃します。

弾(はじ)き飛ばされて、

異性装や同性愛などに吹き溜まったGIDの人たちにも、

エステティックな事情が目立ちます。

 

体の見てくれのせいで、

健常な人たちの仲間に入れてもらえなかった人もいますし、

GIDの人たちの仲間に入れてもらおうとして、

健常な見てくれを変形して破壊した人もいます。

 

※2012-02-24 ワシントンヤシモドキ 735 民主主義や法治主義

の、コメント欄を読んでから、

今日の記事の内容を少し補足しました。