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センダンの実 739 牧畜業と性同一性障害

2012.02.27 15:00

栴檀(せんだん)の実(み)ですけれど、

冬景色は、これを最後にしたい。

 

漢方(かんぽう)では、

ひび、あかぎれ、しもやけなどに使うそうですが、

迷信(めいしん)かな。

 

 

 

統合失調症や、内因性のうつ病や躁うつ病や、

癲癇(てんかん)などと、

GID(性同一性障害)や拒食症やパニック障害などとは、

それぞれの平均的な症状が、かなり違います。

 

でも、それぞれの診断名の患者さんには、

平均的でない症状の人も、たくさんいます。

いくつかの疾患名を、併せて診断されている人もいます。

 

杓子定規(しゃくしじょうぎ)に線引きをして、

それぞれの診断名とするのは、かなり便宜的です。

精神疾患の分類では、操作的と表現します。

 

このへんを目安にして、適当に手を打ってください。

みんなが、勝手な基準によって、分類をして、名前を付けたのでは、

収拾がつかなくなり、不便ですから、と言う意味です。

 

内因性という仕訳(しわけ)は、

現代の精神疾患の分類には、使われていません。

昔の古い分類の仕方でして、

脳みそ自体の、未発見の病気のせい、と言うほどの意味です。

発見されているのでしたら、

内因性と言わずに、器質性と言えば良いことです。

 

脳みその病気であると、確認できないのに、

どうして脳みその病気と推測して、内因性という仕訳をするのかしら。

 

理由は簡単です。

手に負えない症状なので、

脳みそに危害を加えてでも、大人しくさせたいの。

わざと脳みそを壊して、大人しくさせることを、

治療として、正当化するために、

合理的根拠のない内因性という仕訳(しわけ)を、考え出しました。

 

なんとなく、性同一性障害の性転換療法に、似ています。

 

脳みそに危害を加えるって、

具体的には、抗精神病薬や抗てんかん薬などを使うことですが、

昔でしたら、端的に、ロボトミーという手術を行なうことでした。

 

いまでも、昔流の内因性の精神疾患、つまり狭い意味での精神病は、

悪い症状の現われている脳みその機能だけでなく、健常な機能も、

お薬によって、一緒くたに低下させなければ、仕方ありません。

 

人それぞれに症状が異なりますので、

悪い症状の出ている機能だけを、低下させるような、

上手(うま)い方法がありません。

そのように器用なお薬がありませんので、

良いも悪いも一緒くたに、下手(へた)なお薬によって、

無理やりに、脳の機能を低下させてしまいます。

 

できるだけ、具合の悪い症状だけを、抑制したいのですけれど、

具体的な症状が、患者さんによって異なりますから、

きめの細かな対応が、不可能です。

 

どうしても、十把一絡(じっぱひとから)げに、

脳の機能を低下させてしまいます。

効果と副作用を見比べて、お薬を使うような、余裕がありません。

患者さんは、自殺や他害を実行してしまいますから、

とにかく、これを抑制できるものなら、

他の重大な副作用があっても、仕方ありません。

 

昔でしたら、ロボトミーという手術により、脳を切ってしまい、

思考力を低下させて、大人しくさせましたので、

もう、人間らしい思考力は、二度と回復しません。

事実上の廃人になりますから、手術の副作用は重大ですが、

自殺や他害を押さえ込まなければ、仕方ありませんから、

当時としては、ロボトミーという手術法の発明は、

実際にノーベル賞を受賞したほどの、画期的な治療法でした。

 

今は、手術の代わりに、

お薬によって、脳の機能を低下させてしまいます。

長期間、大量に使用すると、

お薬をやめても、二度と思考力は回復しません。

 

脳みそを壊す手術やお薬を、仕方ないとして、正当化するのが、

内因性という仕訳(しわけ)です。

つまり、狭義の精神病です。

日本のお医者さんが、精神病という言葉を使うときは、

ほぼ100%、この意味です。

とりわけ、現在では、統合失調症のことを意味しています。

 

当然、初めて統合失調症と診断して、薬物療法を実施するには、

GID(性同一性障害)の診断よりも、

一層慎重に、行なわれなければいけませんが、

実際には、非常に軽々しく、抗精神病薬が使用されています。

統合失調症を告知せずに、抗精神病薬を使用する例も、

少なくありません。

 

統合失調症を、内因性の精神疾患あるいは精神病とするなら、

当然、診断と治療には、死刑の判決に等しい慎重さが必要です。

 

現実は、豚や牛の屠殺のように、

日常茶飯に、気軽に行なわれています。

 

かつての医師会会長が、精神病院は牧畜業である、と書いた事情と、

ちっとも変わっていません。

その後、宇都宮病院の事件が起こりましたので、

患者さんは、外部との、

電話や郵便などによる連絡が、自由になりましたが、

診断は、むしろ緩和されました。

 

なぜかって、実際に、周囲の社会が困るからなの。

そして、御家族の人が、病気と治療の実態を、知らないからですけれど、

お医者さんが、知らせないように、嘘をつき、

マスコミが、提灯持ちをするからです。

 

GID(性同一性障害)の患者さんが、

自分から性転換を望み、生殖機能と体を破壊するでしょう?

統合失調症の患者さんも、

お薬を飲むと、気持ちが楽になりますので、

麻薬を手放せなくなるように、

事実上、自分から廃人になることを、望むようになります。

 

GIDの人も、異性になった気分になると、心が楽になるでしょう?

統合失調症と似たような経緯(いきさつ)の、

診断と治療であることがわかります。

 

治癒したGID(性同一性障害)の人たちの中には、

性転換の自由は、お肉になる幸せを追求する自由であると、

はっきりと言う人もいます。

 

GID(性同一性障害)って、

自分から、美味しいお肉になろうとする病気なの。

医師会の会長が、精神病院のことを、

牧畜業と言ったのと、よく似ています。