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ヤマモモ 848 権力闘争と神経細胞の形

2012.06.16 15:00

街路樹の山桃(やまもも)は、

これから赤くなり、黒っぽくなるぐらいに熟(じゅく)して、

道に落ちます。

 

 

 

統合失調症やGID(性同一性障害)のことを、認知障害と言うと、

怒られます。

 

発達障害や認知障害は、漠然とした言い方ですが、

統合失調症は、寄せ集めという感じですし、

GID(性同一性障害)は、もちろん、性転換の便宜による病名です。 

 

一つの疾患名として纏めた根拠が、それぞれに異なりますので、

分類基準の、まちまちな概念を、同居させて、

まるで、妥協や取引をするように、整形して、

行儀良さそうに、全体の中に、嵌(は)めこんでいます。

 

統合失調症やGIDは、一つの疾患名ですが、

発達障害や認知障害は、幾つかの疾患名の纏(まと)まりです。

分類基準が、一律でありませんので、

大小の包含関係が、いつ逆転しても、不思議でありません。

 

病気だけでなく、

生物の種(しゅ)の分類も、便宜的にならざるを得ませんから、

遺伝子という化学物質の記号を分類するのは、思い込みが頼りです。

進化系統図なんか、ほとんど、史的唯物論と同じです。

 

概念の分類って、

神経細胞の樹状突起の枝分かれと、似たようなものなの。

 

記号の分類だけですと、生物は、意識を持つ必要がありませんので、

白血球が、身内と異物を仕分けして、異物を破壊するにも、

他の白血球や、他の細胞などとの、

コミュニケーションの機能があり、

経験を学習する機能があるにもかかわらず、

無意識に行なわれます。

 

意識しなくても、用が足りますので、便利です。

白血球は、身内と異物の、自他を識別しているかのように、

文学的に表現されますけれど、

ほんとうは、自他を識別するって、人間の個体だけでして、

白血球は、化学物質を、平等に識別しているだけです。

 

人間の個体が、自分と他人というふうに、

個体を単位にして、物事を識別するようになったのと、

意識を持つようになったのとは、同じ意味でして、

人類と自称するようになってから後でも、

赤ちゃんは、自動機械のように機能して、

大人は、眠るたびに意識を失います。

 

自分という意識は、

権力と同じ仕組みによって、成り立っています。

心臓の筋肉の細胞は、お互いに離れ離れになれば、

それぞれのリズムによって拍動しますが、

くっつきますと、

一つのリズムに合わせるように、みんなが一緒に拍動します。

 

なんとなく、サンゴやヒドロ虫に、似ているでしょう?

群体を作るやつ。

 

人間は、個体と、他の個体との、

コミュニケーションの能力が優れていますので、

空間的に離れていても、密着しているかのように、

みんなが一緒に機能します。

 

権力と言いますが、共通の文化的な規格が、

脳の神経細胞の形に記録されます。

 

コンピュータと違い、

人間の神経細胞は、刺激されると、変形しますので、

みんなと一緒の、共通の文化を決めるための、権力闘争が、

脳の中で繰り広げられます。

 

神経細胞の樹状突起の形は、その形が、権力なの。

化学物質の争奪戦ね。

刺激されるって、ようするに、情報を入力されることですけれど、

判断するとか、記憶するとかと、同じ意味です。

 

一回では、全部の情報を記憶できませんけれど、

何度も繰り返されると、樹状突起の形を変えて、記憶します。

頭の中に、プラナリアを飼っているようなものです。

ナメクジのちんちくりんみたいな、可愛い顔の、扁形動物。

 

大脳の神経細胞には、

他の個体とのコミュニケーションの方法が記録されていますので、

文化が異なれば、事実が異なります。

 

目で見るエステティックな映像って、

コンピュータですと、ドットと色が、

記号によって、記録されていますけれど、

映像に翻訳するには、

集積回路という物に記録されたプログラムと、

CDという物に記録されたOSのプログラムとが、必要です。

 

これらのチップやCDは、

同じプログラムが記録された物として、大量に販売されています。

人間では、文化にプログラムが記録されていますが、

法律や言語や技術などと言われる文化の一部には、

ほんの少ししか記録されていません。

 

文化の総体などという単一の記録物はありませんので、

集積回路やCDなどに記されているような、

行儀の良いプログラムでありません。

 

インターネットにアクセスをして、ウィルスを仕込まれても、

集積回路やCDが、どうなるってことは、ありませんが、

人間の脳みそに、入れ知恵をすれば、神経細胞の形が変わるもんね。

樹状突起や受容体などの、神経細胞の形という記憶には、

化学物資の出し入れの仕方が記録されています。

 

正しく言うと、

樹状突起や軸索などは、神経細胞の生産物ですけれど、

面倒臭いので、神経細胞で行きます。

 

人間って、入れ知恵をされなければ、文化を習得できませんから、

意識を持つって、脳みそを剥き出しにして、

権力闘争をしているってことなの。

性器を剥き出しにして、性交渉をするのと、似ているでしょう?

 

統合失調症やGID(性同一性障害)などの、精神科の治療も、

権力闘争の端っこのほうであると、わかります。

昔で言えば、殺し合いの現場ですけれど、

現代では、浮動票を獲得するための、漫才や商売と、

似ているかしら。

 

精神的に苦しいってのは、殺し合いの苦しさですけれど、

産みの苦しさでもあるの。

快適であるってのは、

妊娠をしても、拒絶反応が起らないって意味です。

あほになると、楽ちんですけれど、

意識が無いってのと、自他を識別しないってのとは、同じです。

 

アリストテレスやデカルトやパスカルやニュートンやラボアジェや、

ダーウィンやフロイトやマルクスやアインシュタインなどは、

皆、同じことを言っています。

生物は、嫌(いや)な奴を殺して、自分の子供を繁殖させると。

 

弱肉強食や世代交代などの、生殖本能のことです。

アリストテレスは、物体というエステティックな形の中に、

空間や時間や論理や、エネルギーや目的などが、含まれている、

と考えました。

物事の認識するのは、生殖本能による、という意味です。

認識するのは、意識がある、という意味ね。

 

統合失調症の被害妄想や、GIDの性別の違和感などは、

生殖本能が、剥(む)き出しの丸出しになって、現われています。

拒食症なんか、性的快感が、消化器の排泄の快感であるってことが、

スッポンポンの精力剤みたいに、透(す)け透けに見えています。

 

殺し合いと生み合いの権力闘争は、

うんこやオナニーの快感であると、フロイトは考えましたが、

マルクスやダーウィンなどの、

剥(む)き出しの歓楽街の遊び友達は言うまでもなく、

物理や化学などの、近代的な遊び人たちの考えたことも、

アリストテレスと同じでした。

 

物事を、これこれの仕方でしか、認識できないのと、

物事が、そうである、のとは、同じですけれど、

人間は、一匹の個体だけでは、生きて行く能力が、特に低く、

どうしても、他の個体と一緒に生きて行かなければ、

ライオンに食べられます。

 

他の個体とコミュニーケーションをしなければ、

生きて行けませんので、その能力が高くなりました。

言語のように、

みんなと共通の仕方で、コミュニケーションをしなければ、

他の個体に通じませんけれど、

言語であろうが、なかろうが、

物事を認識する仕方と、コミュニケーションの仕方とが、

同じなの。

 

コミュニケーションの仕方って、言語と同じように、文化です。

人間は、物事に、

みんなと一緒の文化的な規格を適用することによってしか、

物事を認識できませんので、

物事が、物理的に、どうあるかってのは、

コミュニケーションの仕方が、文化的に、どうあるかってのと、

同じです。

 

認識するって、意識を持つって意味ですけれど、

事実の認識と、自我の認識は、同じである、と言っても、

構いません。

 

当然、文化の中身が違いますと、事実も違いますから、

殺し合いになります。

同じ文化圏の中ですと、

みんなと違う認識をする人は、犯罪や精神障害などと言われます。

 

みんなと違う認識って、

ようするに、殺し方と殖やし方が、みんなと違うってことです。

統合失調症の被害妄想や、

GID(性同一性障害)の性別の違和感のようなものですけれど、

自我や事実が、みんなと違う、と言うこともできます。

解離しているの。

 

オウム真理教みたいなものね。

神経細胞の形が違うだけですけれど、

その違いは、化学物質の出し入れの違いであり、

判断の枝分かれの条件の違いです。

 

昔は、空間や時間や論理って、先天的と言われましたけれど、

たしかに、感情のように、動物の機能を引き継いでいますので、

先天的と言えないこともありませんが、

たんに共通性の高い文化のようにも見えます。

 

赤ちゃんは、空間や時間や論理を知らないし、

大人でも、眠っている時は、あさってになっているもんね。

しっかりと意識している時だけ、

空間や時間や論理が健常であるって、

権力みたいに、インチキ臭(くさ)いと思います。

ちんちん剥(む)き出しって感じなの。

 

どうせ、習慣になり、作られた神経細胞の形が、変更不能になれば、

生れつきと同じになります。

オナニーも、

生れつきの上に、学習したものが跨(またが)っているから、

半々でしょう?

 

統合失調症やGIDの症状を見ると、

事実や自我などと言われる認識と、

そのように認識するプログラムとの関係が、わかります。

そのプログラムが、みんなに共通の文化であるのか、

生れつきに共通のプログラムであるのかって、

統合失調症とGIDの症状を見ていると、わかりそうですけれど、

いずれも、原因となる脳の器質的な異常が、発見されていません。