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新穂高ロープウェイ 886 砂防ダム

2012.07.24 15:00

新穂高のロープウェイって、

いつのまにか二階建てになっていました。

ゴンドラの中に、階段がありませんので、ホームも二階建てです。

 

誰(だれ)でも簡単に、

北アルプスの稜線(りょうせん)に出れるので、売れているみたい。

 

標高2200mのロープウェイの駅から、

西穂(にしほ)山荘っていう山小屋まで、

ハイキングをしなければいけませんけれど、

肉眼でも、屋根や扉が、はっきりと見えますから、すぐそこ。

 

山小屋は、もう北アルプスの稜線。

なだらかな散歩道が、這松(はいまつ)の群落を抜けています。

 

ロープウェイの駅の、登山口に、

登山装備がなければ、登山道に入らないようにと、

昔から、立て札が立っていますけれど、

登山業界やスポーツ用品業界の、嘘(うそ)かも知れません。

 

夏山の山小屋泊まりでしたら、

槍ヶ岳(やりがたけ)でも、奥穂高岳(おくほたかたけ)でも、

北アルプスの主稜線を歩く縦走路(じゅうそうろ)は、

スニーカーとTシャツと長ズボンの小学生でも、大丈夫。

天気が良ければね。

 

雨の日の痩(や)せ尾根でも、よほどの強風でなければ、

傘(かさ)をさして歩くのが、いいかも。

雨が降ると寒いので、雨具があれば暖(あたた)かい。

汗をかきますから、着替(きが)えの下着がないと、

濡(ぬ)れたままでは、寒い。

 

朝、気温が下がり、雲(ガス)が出ますので、

テントの内側や寝袋(ねぶくろ)は、びしょ濡(ぬ)れになり、

震(ふる)えます。

底の薄(うす)い靴は、石の多い道ですと、疲れますし、

水の滲(し)み込む靴は、雨が降れば往生します。

 

ロープウェイの後ろに、笠ヶ岳の山腹が見えますけれど、

山裾(やますそ)の低い所でも、雪渓(せっけい)が残っています。

東側の斜面でしたら、標高1500mぐらいでも、

雪が溶けないのかしら。

上から、次々(つぎつぎ)に滑り落ちて来るのでしょうけれど。

 

雪が一杯溜(た)まっているのは、

左俣谷(ひだりまただに)砂防ダム群と言うそうでして、

その上の雪渓(せっけい)は、二の沢です。

 

笠ヶ岳(かさがだけ)と錫杖岳(しゃくじょうだけ)の間の、

雷鳥岩(らいちょういわ)から下(くだ)って来る谷です。

 

砂防ダムの右側のほうから入ってくる谷を、

男性のお尻みたいな、穴毛谷(あなげだに)と言い、

笠ヶ岳や抜戸岳(ぬけどだけ)に通じています。

雪渓(せっけい)が、よく残っていますけれど、

ロープウェイからは、

ダムに合流(ごうりゅう)する所しか見えません。

 

蒲田川(かまたがわ)の支流の谷は、砂防ダムばかりですので、

あまり奇麗(きれい)でありません。

 

わたしの前任の医師の家系(かけい)の人たちが、

砂防ダムをやっていますけれど、土建の仕事ですから、

日本の権力機構の、代表的な姿かも知れません。

 

観光開発のための砂防ダムでして、

車の通る道が埋(う)まらないように、

奥飛騨温泉郷(おくひだおんせんごう)に、

100以上の砂防ダムが作られています。

 

観光開発をしないのでしたら、

土砂崩れのために、川が埋まり、道が埋まり、

名鉄のロープウェイや、露天(ろてん)風呂がなくなっても、

どうってことはありません。

自然の山は、どこでも、そうです。

 

砂防ダムを作らなかったとしても、

税金を使わなくて済(す)み、

業者が儲(もう)けなくて済(す)むだけです。

自然の好きな人は、車道やロープウェイの無いのを、

喜(よろこ)びます。

 

もともとは、誰も住んでいなかった山奥(やまおく)ですから、

地元の人が困ることも、ありません。

 

山が崩れて、流(なが)れた土砂が、

下流(かりゅう)の平野や海を埋めます。

大昔から、ずーっと、それが自然のままでしたけれど、

扇状地に畑を作っている人は、

土石流(どせきりゅう)のために、畑が埋まるのを、

嫌(きら)います。

 

平野の人も、自然堤防しかないような、

天井川(てんじょうがわ)の氾濫原(はんらんげん)に

暮(く)らしていたのでは、

雨が降るたびに、水に浸(つ)かりますので、

ほとんどの人の住処(すみか)や田畑(たはた)がなくなります。

港が埋まりますので、すぐに使えなくなります。

 

上流(じょうりゅう)の山に、いっぱい砂防ダムを作るのが、

正解(せいかい)なのかしら。

昔ながらの奇麗(きれい)な峡谷や渓流(けいりゅう)なんか、

崩れた土砂が流(なが)れ込めば、すぐになくなります。

 

土砂が流(なが)れないように、砂防ダムを作っても、

やっぱり、奇麗な峡谷や渓流(けいりゅう)がなくなります。

 

なんとなく、

GID(性同一性障害)の性転換(せいてんかん)に似ています。

社会と性転換医療(せいてんかんいりょう)のことだけでなく、

体と心(こころ)の関係や、事実と論理の関係も、同じです。

 

健常(けんじょう)な人の心(こころ)だけでなく、

精神障害(せいしんしょうがい)も、

砂防ダムのようにして作られます。

 

土砂を溜(た)めたり、流(なが)したりするように、

社会は、お金や心(こころ)を、

溜(た)めたり流(なが)したりします。

 

上流(じょうりゅう)から下流(かりゅう)へ、

お金や心を流(なが)すように、

親から子へ、胎児や乳幼児の躾(しつけ)から老後の生活へ、

精神障害を流(なが)します。

 

地球温暖化のせいで、雪(ゆき)の溶けるのが速くなると、

たぶん、土砂崩れや土石流(どせきりゅう)が増えます。

 

もっと、砂防ダムを作り、

儲(もう)けなければいけない、と思う人がいるように、

GID(性同一性障害)や性転換(せいてんかん)医療の人たちは、

もっと、性転換(せいてんかん)が増えたほうが良い、

と思っています。