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オシロイバナ 954 

2012.10.01 15:00

公園(こうえん)の白粉花(おしろいばな)ですけれど、

雑草(ざっそう)になっています。

 

黒(くろ)い種(たね)の中に、白い粉(こな)が入っています。

ほんとうに、白粉(おしろい)になるものか、知りません。

貝原益軒は、白粉の代わりにしたと、書(か)いています。

 

一年草(いちねんそう)ですのに、

勝手(かって)に種(たね)が落(お)ちて、

また来年(らいねん)も咲(さ)きます。

 

白粉(おしろい)は、飛鳥時代(あすかじだい)に、

唐(とう)から、伝(つた)わりましたが、

顔(かお)を、真(ま)っ白に塗(ぬ)った中国人の気持ちが、

不明です。

 

ペルシャ人の真似(まね)をした、という説(せつ)もありますが、

野蛮人(やばんじん)の真似(まね)をして、

良いことがあるとは思(おも)えません。

 

お面を被(かぶ)る代わりに、芸能人(げいのうじん)が、

顔(かお)全体を、塗(ぬ)り潰(つぶ)すことが、

よくありました。

 

伎楽(ぎがく)や雅楽(ががく)のように、

お面を被(かぶ)って、踊(おど)る音楽(おんがく)が、

中国を経(へ)て、日本にも、

ペルシャやインドから、伝わっています。

 

踊(おど)りは、足の長い人種(じんしゅ)の、

独壇場(どくだんじょう)ですから、

お面の真似(まね)をするのでしたら、

中国の芸能人(げいのうじん)が、

ペルシャ系白人のお面や、インドの白いお面の真似(まね)をして、

顔(かお)を白塗(しろぬ)りにしたかも知(し)れません。

 

インド人は、

今も、支配階級のペルシャ人に、憧(あこが)れていますから、

白いお面には、人種差別(じんしゅさべつ)をされた人たちの、

卑屈(ひくつ)な心(こころ)が込(こ)められています。

 

白人でない人が、顔(かお)を白く塗(ぬ)る気持(きも)ちや、

顔(かお)の白さを誇(ほこ)る気持ちや、

顔(かお)の白くない人を、攻撃(こうげき)する気持ちなどは、

いずれも、自分(じぶん)の生殖機能(せいしょくきのう)を、

破壊(はかい)するところまで行きます。

 

エステティックな精神(せいしん)の病気(びょうき)の、

症状(しょうじょう)の一つです。

 

アリストテレスの、

エステティックな物理化学(ぶつりかがく)の考え方が、

病的(びょうてき)でした。

 

ギリシャのエステティックは、

自分(じぶん)たちの、顔(かお)や体(からだ)の

見(み)てくれの形(かたち)を誇(ほこ)り、

戦争(せんそう)と奴隷制(どれいせい)を、

賛美(さんび)しました。

 

たくさんの異民族(いみんぞく)を殺(ころ)した、

という自惚(うぬぼ)れね。

オリンピックや、美人(びじん)コンテストの、

精神(せいしん)です。

 

物理化学と、まったく同じプログラムを使っています。

使(つか)い方が間違(まちが)っていたのでなく、

物理化学が、エステティックなの。

 

弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)や、

適者生存(てきしゃせいぞん)や、

自然淘汰(しぜんとうた)などの、

進化論(しんかろん)や精神分析(せいしんぶんせき)の、

生物学的(せいぶつがくてき)な考え方を、

自然(しぜん)や社会(しゃかい)や戦争(せんそう)などの、

論理法則(ろんりほうそく)としたのは、

アリストテレスの独創(どくそう)であったのか、

それとも、古代ギリシャの常識(じょうしき)であったのか、

よくわかりません。

 

アリストテレスの教え子(おしえご)の、アレキサンダーは、

エジプトやインドまで、攻(せ)め込(こ)んで、

ヘレニズムというギリシャ第一主義の文化(ぶんか)を

世界(せかい)に普及(ふきゅう)しました。

 

アリストテレスの教科書(きょうかしょ)の草稿(そうこう)に、

記述(きじゅつ)されています。

論理学(ろんりがく)と自然学(しぜんがく)が、

エステティックなの。

 

ローマに受(う)け継(つ)がれて、

その次(つぎ)に、イスラム社会(しゃかい)の、

化学(かがく)や麻薬(まやく)や、錬金術(れんきんじゅつ)や、

航海術(こうかいじゅつ)などに、受(う)け継(つ)がれました。

 

それから、北アフリカとスペインを経由(けいゆ)して、

中世のヨーロッパに伝えられて、ロマンティックになり、

エステティックな力学(りきがく)や、

産業革命(さんぎょうかくめい)や、フランス革命になりました。

 

ヒトラーや、ソ連(それん)の共産主義や、原爆(げんばく)や、

オーストリアの記号論理(きごうろんり)などを経(へ)て、

アメリカのコンピュータになりましたから、

日本人も、よく知(し)っています。

 

一貫(いっかん)して、

エステテックな見てくれの論理(ろんり)と自然(しぜん)と

殺(ころ)し合(あ)いの社会(しゃかい)が、

ギリシャ・ローマ主義(しゅぎ)の特徴(とくちょう)です。

 

アメリカ合衆国(がっしゅうこく)の、自由の女神(めがみ)に、

よく現(あらわ)れていますけれど、

横須賀(よこすか)の

ジョージワシントンという空母(くうぼ)を見るだけでも、

わかります。

 

わたしは、毎日毎日、空母(くうぼ)を見ていますから、

自由の女神(めがみ)の中で、暮(く)らしているようなものです。

産婦人科(さんふじんか)でありません。

 

白粉花(おしろいばな)を見ると、そういうことを思い出します。

書(か)くと、長(なが)いのですけれど、