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ナワシログミ 987  

2012.11.03 15:00

苗代茱萸(なわしろぐみ)が、

迎賓館(げいひんかん)の庭木(にわき)になっていました。

 

自生地(じせいち)は、東海地方(とうかいちほう)から西ですが、

植栽(しょくさい)するのでしたら、

温(あたた)かい東京の町でも、

大丈夫(だいじょうぶ)のようです。

 

西日本では、生垣(いけがき)にも使われますが、

千利休(せんのりきゅう)の、茶室(ちゃしつ)の庭(にわ)の、

佗(わ)びや、寂(さ)びに、

なくてはならない潅木(かんぼく)です。

 

薄(うす)く硬(かた)い葉(は)の形(かたち)や、

裏表(うらおもて)の色合(いろあ)いの違(ちが)いなどを、

楽(たの)しみます。

 

花や、葉(は)や、枝(えだ)の、星状毛(せいじょうもう)や、

茶色(ちゃいろ)の斑点(はんてん)なども、

風流(ふうりゅう)かも知れません。

 

ブナ科(か)の樫(かし)や、バラ科の鎌柄(かまつか)のように、

堅(かた)い木です。

 

溶鉱炉(ようこうろ)の生まれですので、

わたしも、こういうのが好きですが、

千利休(せんのりきゅう)のような遊(あそ)び人とは、

馬(うま)が合(あ)いません。

 

東京の栽培(さいばい)は、都市気候(としきこう)だけでなく、

きっと、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)のせいです。

 

苗代(なわしろ)の頃(ころ)に、

赤(あか)く熟(じゅく)した実(み)を、食(た)べました。

今の子は、食べません。

 

苗代茱萸(なわしろぐみ)は、グミ科(か)ですが、

お菓子(かし)の、

グミビューンや、なるなるグミの実(み)の、グミは、

ゴムの意味(いみ)です。

 

トウダイグサ科のパラゴムノキや、

クワ科のインドゴムノキなどの、

植物性(しょくぶつせい)のゴムでなく、

豚(ぶた)や牛(うし)などの、骨(ほね)や皮(かわ)から

抽出(ちゅうしゅつ)された動物性(どうぶつせい)のゼラチンを、