プネー大学IDYイベント「心の安定のためのヨーガの重要性 」by マンマット・ガローテー博士1話
本日からインドマハーラーシュトラプネー大学体育教育学部主催で第8回「国際ヨーガ・デー」の祝賀の一環として3 日間の National Webinarが開催されています。
第1日目の本日は恩師でもあるマンマット・ガローテー博士による講義でした。
マンマット・ガローテー博士は、プネー大学のヨーガ学科で客員教授として主要科目の教鞭をとってみえます。またマハーラーシュトラ州のロナヴァラという場所にあるLonavla Yoga Institute/ロナヴァラ・ヨーガ研究所のディレクターを務め、インド伝統文献の研究、書籍の出版、インド国内外で数々のワークショップ等で講演をされています。今回もドイツ滞在中とのことでドイツ時間夜中の2時から講義をしていただきました。
プネー大学在学中の授業を思い出すような熱のこもった講義が、大学の公式YouTubeチャンネルにアップされましたので、ブログに一部を日本語で紹介できればと思います。(マンマット博士にも許可をいただいています)
Webinarのテーマは、
「INNER PEACE and HUMANITY/ インナー・ピースとヒューマニティー」
そしてガローテー博士のテーマは、
「Importance of Yoga for Mental Stability/心の安定のためのヨーガの重要性」です。
ポイントとしては、1. ヒューマニティーとは何か? 2.ヨーガとは何か? 3. ヨーガとヒューマニティーとの関係は??これらのことについて説明がありました。
まずはニューマニティーとは何でしょうか??
(日本語では人間性、人間味、人情味などと言いますね。)
HUMANITYを理解するには、まずHUMANを理解する必要があります。
そこでHUMANアルファベットの頭文字を並べて、単語を当ててみると、、、
H:Health 健康
U:Unity 繋がり、一体
M:Maturity 精神の十分な発達、人としての成熟
A:Austerity/ Tapa 規律に沿った生活
N:Neutrality 中立状態、中性
これら5つの要素がHUMANを構成していると言えます。
しかし今日の講義では、この中でも一番大切なHelath/ 健康についての話をします。
さらにここで言いたいのはHolistic Healthです。
ホリスティック/包括的という意味で健康を捉えると・・・
それは病気の治療のことだけではありません。
病気や疾患の予防も含まれますし、健康の増進も含まれます。
そしてさらにWの文字をつけて、Wholistic /全体的に Approach/アプローチをしていきます。
ここまででヒューマニティーを理解するには、まずはヒューマンを理解することが必要であるということ、そしてヒューマンの構成要素の中に”健康”の概念があり、そこでいう健康は決して身体や心に疾患がないことだけではなく、もっと広い意味を持っていることが説明されました。
次のページでは続きとして、さらにホリスティックな健康について理解を深めるためにも、人間の5つの人格の側面についてみていきます。