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カンツバキ 1072

2013.01.26 15:00

寒椿(かんつばき)は、

山茶花(さざんんか)の品種(ひんしゅ)の、

獅子頭(ししがしら)の一種(いっしゅ)とされています。

 

山茶花(さざんんか)と椿(つばき)の、雑種(ざっしゅ)ですが、

アメリカ人(じん)と、ロシア人(じん)の

合(あ)いの子(こ)かと、問(と)い詰(つ)められても、

困(こま)ります。

 

山茶花(ささんか)や椿(つばき)は、

品種(ひんしゅ)が多(おお)く、

同定(どうてい)し難(がた)いことが、よくあります。

 

だいたい、山茶花(ささんか)は、

秋(あき)深(ふか)くから、

初冬(しょとう)に、咲(さ)き乱(みだ)れ、

花(はな)びらを散(ち)らします。

 

椿(つばき)は、漢字(かんじ)の通(とお)りに、

野生(やせい)の藪椿(やぶつばき)ですと、

春(はる)に咲(さ)きますが、

品種(ひんしゅ)により、冬(ふゆ)から春(はる)に

咲(さ)き続けます。

 

椿(つばき)は、花(はな)びらを散(ち)らさずに、

首(くび)もとから、花全体(はなぜんたい)を、

ぽとりと落(お)とします。

 

ギロチンみたいなので、美(うつく)しいと、

言(い)われていますが、

美容外科医(びようげかい)よりは、美(うつく)しいでしょう。

 

山茶花(さざんか)は、たくさんの雄(お)しべが、

締(し)まりなく広(ひろ)がりますが、

椿(つばき)は、筒状(つつじょう)に纏(まと)まり、

行儀(ぎょうぎ)良(よ)く見えます。

 

花(はな)びらも、

山茶花(さざんか)は、掌(てのひら)を開(ひら)くように、

平開(へいかい)しますが、

椿(つばき)は、

ハイブリッド・ティーの薔薇(ばら)ぐらいにしか、

開(ひら)きません。

 

藪椿(やぶつばき)のように、

一重(ひとえ)の、釣鐘状(つりがねじょう)の花(はな)は、

貞淑(ていしゅく)と、言(い)われています。

 

葉柄(ようへい)や果実(かじつ)や芽(め)に、

山茶花(さざんか)は、

僅(わず)かに毛(け)が生(は)えますが、

椿(つばき)は、つるつるてんの、ピカピカです。

男性(だんせい)に、好(この)まれるそうです。

 

山茶花(さざんか)の花(はな)は、

少(すこ)し、香(かお)りがありますが、

椿(つばき)は、ありません。

無(な)いほうが、清潔(せいけつ)で良(よ)いのかしら。

 

寒椿(かんつばき)は、山茶花(さざんか)と同(おな)じです。

 

寒椿(かんつばき)の咲(さ)く時期(じき)は、

遅咲(おそざ)きの山茶花(さざんか)や、

早咲(はやざ)きの椿(つばき)に、重(かさ)なります。

 

寒椿(かんつばき)は、

山茶花(さざんか)よりも、背(せ)が低(ひく)く、

人間(にんげん)の背丈(せたけ)を隠(かく)すほどの

生垣(いけがき)に、なりません。

 

お腹(なか)から、せいぜい胸(むね)ぐらいの

高(たか)さですから、

民家(みんか)の生垣(いけがき)に使(つか)い難(がた)く、

公園(こうえん)の道(みち)ばたを区切(くぎ)るように、

低(ひく)く刈(か)り込(こ)まれているのを、

よく見(よ)かけます。

 

公園(こうえん)は、目隠(めかく)しを作(つく)らずに、

見通(みとお)しを効(き)かせたほうが、

治安(ちあん)が良(よ)いみたい。

 

冬(ふゆ)の間(あいだ)、

咲(さ)き乱(みだ)れて、咲(さ)き続(つづ)け、

飽(あ)きられて、汚(きた)なく見(み)えますので、