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6月の雨

2022.06.09 13:45


タロット読み師のアドリアーナです。


そろそろ沖縄方面、北海道方面を除く、全国的に梅雨入りの足並みが揃うようです。


一時的に気温が下がることもあって、毎年この時期にはうちの猫たちが寒い寒いと言います。


そして、雨で色々な動きが停滞、ストップするような気持ちになりますね。何をするにも負荷がかかります。でも写真の雨上がりのローズのように画像で場面を切り取ってみると、「悪くない」と思えることもあるにはある。


ガーデニア(クチナシ)の香りもこの時期ならではです。


アドリアーナは白い花の香りが好きです。


マグノリア、ガーデニア、スズラン、リリー、ジャスミン。。。こういった花の香水やトワレを色々持っています。占いの時にはほぼつけませんが、多種大量に持っています。


小学生の頃、教科書にかける透明のブックカバーにガーデニアの香りがついていました。その記憶は強烈で、文具店でそれを買い、教科書にかぶせた日のことを詳細まで記憶しています。


香りや音と合わせて記憶したことは、通常の記憶以上に再現可能な記憶です。しかしそれが何年生の時のことだったのかは覚えていません。記憶のジャンルが異なるようです。


この梅雨の時期になると、ガーデニアの香りとともに、何年生だったか不明なものの、教科書のブックカバーを思い出して心が温まります。


環境、外的なことがちょっとネガティブ寄りの季節には、記憶や心で時間や場所を移動します。しかし過去を振り返る時は、楽しいことや心が温まることばかりではありません。取り返しがつかない過去だからこそ、とてつもない後悔の気持ちで胸がぎゅっと締め付けられるようなこともありますね。


そういった記憶・気持ちと共存しながら生きることは、梅雨の長雨の中に似ていますが、冒頭の写真のように「美しいこと」もたくさんあるのです。悲しいこと、辛いこととと美しいことが表裏一体になるような記憶ならば、それはとても豊かな人生なのでしょう。





Stella Maris Adriana