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エゾミソハギ 1221

2013.06.29 15:00

蝦夷禊萩(えぞみそはぎ)は、

世界の温帯の湿地に自生しますが、原産地を知りません。

 

蝦夷と名付けられていますが、日本全国で見掛けます。

 

近縁種の、禊萩(みそはぎ)のほうは、

北海道に、あまり育ちませんが、原産は、日本や朝鮮半島です。

 

禊萩(みそはぎ)と蝦夷禊萩(えぞみそはぎ)が、

同じ場所に混じっていることが、よくあります。

 

溝(みぞ)に咲いているので、溝萩(みぞはぎ)とばかり、

思っていました。

禊(みそ)ぎに使われたので、禊萩(みそはぎ)と

言われるそうです。

 

このごろは、溝がコンクリートになりましたので、

町の中では、ほとんど見掛けません。

 

昔は、都会の道路も、土でしたから、

側溝(そっこう)に、ミソハギの咲いているのが、普通でした。

 

葉が、茎を抱いていれば、蝦夷禊萩(えぞみそはぎ)ですが、

萼(がく)の先端が開いていれば、禊萩(みそはぎ)です。

 

蝦夷禊萩(えぞみそはぎ)は、

和布(わかめ)や虎杖(いたどり)のように、

世界に進出していますので、悪い気持ちがしません。

 

蝦夷禊萩の原産地に、日本が含まれているとは、限らないのに…

奇麗な花が咲き、欧米でも、大切にされましたが、

大群落を作ります。

 

湿地に逃げ出して、

地元の野生植物を、荒らしまくりましたので、

IUCN(国際自然保護連合)から、

侵略的外来種( Invasive Alien Species)として、

指名手配されています。

 

西日本では、蝦夷禊萩が少なくなり、絶えるかも知れません。

地球温暖化のせいもあるでしょうが、

北方系の帰化植物かも知れません。

日本原産の可能性もあります。

 

なかなかの可愛い奴です。

 

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