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ハギ 1308

2013.09.25 15:00

毛萩(けはぎ)の品種の、宮城野萩(みやぎのはぎ)です。

 

萩の歌は、五万とありますから、

昔は、野生の萩が、奇麗に見えたのでしょう。

 

今は、見栄えのする花が、たくさんあります。

 

萩は、夏から秋遅くまで、長々と、咲きますから、

一つの枝に、今を盛りの花や、萎れた花や、

散り果てた花の跡形(あとかた)などが、入り乱れています。

 

花序(かじょ)の、根元から先のほうに、順番に咲きますが、

一つの枝から、幾つもの花房(はなふさ)が、出ています。

 

それぞれの、下から順番に咲きますから、

枝全体の咲き方は、混沌として、どこを写真に撮れば良いのやら。

 

昔の和歌集に、一番たくさん読まれている花は、桜と思いますが、

二番目が、萩らしいの。

 

わたしは、簡単な歌しか、知りません。

 

 

     啼き渡る 雁の涙や 

 

            落ちつらむ

 

         物思ふ宿の 萩の上の露

 

 

古今集の、読み人知らずの、題知らず、ですが、

百人一首に入っていますので、簡単で、わかりやすい。

 

物思う宿は、作者の自宅のことですから、

何か寂しくなる事が、あったのでしょう。

 

わたしは、

たくさんの雁(かり)が鳴きながら、並んで渡るのを見ると、

GID(性同一性障害)の人たちが、

性転換をして、串刺しの焼き鳥になるのを、連想します。

 

お葱を背負って、嬉しそうに飛んでいます。

 

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