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キリの実 1309

2013.09.26 15:00

桐(きり)の実は、何かの役に立つものか、よく知りません。

 

殻の汁が、接着剤のように、ねばねばしているので、

実を割っただけで、指の汚れを拭(ぬぐ)うのに、往生しました。

 

果皮が黒くなると、乾燥して、自然に二つに弾(はじ)けますので、

5mmぐらいの、白いひらひらの中の、細長い種(たね)が、

風に飛び、よく発芽するそうです。

 

蒴果(さくか,さっか)ですが、二枚の心皮からできた子房です。

最近の遺伝子のよる分類では、キリ科として独立しています。

 

昔は、金魚草(きんぎょそう)と同じで、ゴマノハグサ科でした。

 

シーボルトが、『日本植物誌』を、

アンナ・パブロブナに献呈したときに、

キリの名を、Paulownia imperialis に改名したので、

英語名も、Empress Tree になりました。

 

徳川家が、桐の紋を使っていたので、高貴な花になったようです。

 

雑草みたいに、野放図に大きくなるので、

庭に植えたくない木ですが、

奇麗な花が咲くので、切りたくありません。

 

勝手に、庭に生えるんです。

 

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