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カキの実 1312

2013.09.29 15:00

渋柿が、鈴なりです。

 

熟柿(じゅくし)や、干し柿でしたら、

渋柿でも、甘く食べられますけれど、

固いまま、生食するには、アルコール分の高いお酒に浸すのが、

家庭では、一番簡単で早く確実かも知れません。

 

蔕(へた)と言われる萼片(がくへん)の、

真ん中の花枝(かし)を、切り直して、

生花を活(い)ける要領で、

萼片や切り口から、アルコールを吸い上げさせると、

4~5日で、甘くなります。

 

エタノールが酸化して、アセトアルデヒドに変わると、

柿渋(かきしぶ)のタンニンとくっつき、

タンニンが、水に溶けなくなります。

 

舌が、タンニンを感知できなくなるから、渋くありません。

 

渋柿の入った袋に、炭酸ガスを充満させても、効果があります。

酸欠になり、呼吸が阻害されれば、

ピルビン酸が分解されずに、アセトアルデヒドが出来ます。

 

ビニール袋の中に、

渋柿と一緒に、林檎や梨やバナナなどを入れると、

熟した果物の香りの、エチレンガスに満たされて、

柿は、酸素呼吸が異常になり、アセトアルデヒドが出来ます。

 

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