Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場

ふつうでありたい人こそが反逆者

2022.06.09 15:00

 朝、団体が集うところへ出て

「おはようございます」と挨拶すると、

ほとんどのひとが顔も上げずに無視したり、不快な表情をしたり、

〈落ち着け〉と成熟ぶるんですけど、

僕にはみんな幼稚に見えてしかたがない。

 恥ずかしがってばかりで、

無言でいるくせに、

おはようなどとは絶対に口にせず、会うとたちまち

「あれさあ」と昨日の続きみたいに口を開く。

 見渡せばみんな親戚、という環境ならわかるけれど。


 僕の考えるふつう、というのは、

朝会えばおはようといい、目が合えばまた言葉を交わす、

押忍と言ってくれれば互いに武道家だと思うので押忍と応える。

 なれあいなんてぬるま湯につかれるのは

よほど恵まれたひとたちなのだ。


 ただふつうでありたい、と思う人こそが、

現代では反逆者になってしまった。

 きゃきゃ、ひゃひゃ、と笑って、ひそひそ話をするひとたちが

凡庸なひとと見なされる時代になってしまった。

 個性のあるひとたちは美しい。

 子ども、もしくは老人みたいなひとは魅力がない。

 ここでいうのは、子どもと壮年に魅力がないというのとは全然違う。

 むしろ子どもと壮年はすばらしい。

 あくまでも〈みたいな〉ということである。

言い換えれば、未熟もしくは傲岸、

ということであろう。