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錦渓鎮(きんけいちん) 1351 

2013.11.07 15:00

江蘇省崑山市の錦渓鎮という田舎町の、水郷の風景です。

詳しい歴史を知りませんから、旅行ガイドを見て下さい。

 

毎度お馴染みの写真ですけれど、

手前に、船着場があるので、だれでも、ここから写します。

 

鎮は、小さな町のことです。

錦渓と言っても、谷でなく、平べったい低湿地で、

紅葉(もみじ)には、まだ早い。

 

上海は、長江の河口の、南の岸辺ですが、

50kmぐらい西に、太湖(たいこ・タイフー)という湖があり、

湖畔に、蘇州(そしゅう・スーチョウ)の町があります。

 

湖の大きさも、直径50kmぐらいですけれど、

上海と太湖の間に、池みたいに小さな湖が、一杯あります。

互いに水路で結ばれて、水郷地帯になっています。

 

南船北馬って、よくわかります。

 

江蘇省は、全域が、

長江や淮河(わいが)の、氾濫原のようなものですけれど、

本流の水位が下がっても、氾濫原の水が引かずに、

無数の池や湖が、残ります。

 

水路を作り、水を捌(さば)かなければ、耕作できませんから、

農業と水運は、切っても切れませんでした。

 

掘った土を盛り、堤防と集落を作りますから、干拓の一種です。

 

夏は、水が恋しくなりますが、

光が水面に反射して、観光客は暑い。

 

冬は、

蕩子(とうし・ダンツ)と言われる池を、北風が渡りますから、

寒くて、行きたくない。

 

ちょうど良い季節に、寄ってみましたが、だれもいませんでした。

 

観光客は、半袖の季節に、集中するそうですけれど、

紅葉はまだですから、今頃はあほだけです。

 

古い建物は、全部、観光用に保存されたものです。

日本と同じように、飲食店やお土産屋さんですが、

新築の昔風の建物でありませんから、地震があれば、崩れます。

上海は、滅多(めった)に、起こりません。

 

わたしは、

都市ガスや家電製品や下水道のない時代に、育ちましたから、

貧乏な子供の頃を、思い出します。

 

中国の建物は、凝りに凝っています。

 

わたしは、装飾がなく、実用的で安全で、

丈夫で作りやすく壊しやすく、掃除や補修や増改築がしやすく、

値段の安い建物が、好きです。

 

GID(性同一性障害)のような、エステティックな建物は、

精神の病気に罹りやすいので、建てません。

 

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