私のなまえ香二百三十四 祈りことば
祈りのことば
祈り(いのり)とは、 受け入れることと、願うこと
(渡部泰明さんのことばから)
この一言を聞いたとき、
何かしっくりとして、深呼吸のような巡りを感じました。
祈り(いのり)は、
命(みこと)の源を示す接頭語の「い」と、
共に人間の最も崇高な行為を表す言葉になったものとされています。
天へと通じるような音がこめられていそう♪
「祈る」の意味を調べてみると
神仏に祈願するという意味で、願うだけでなく仏さんも受け入れる祈り。
都合よく自分勝手まま願う言葉は、祈りでもなんでもなさそうです。
いのり
inori
言葉の表情からも捉えてみました♪
「いのり」は、ありふれた日常と庶民的な表情を捉え
単純明白な音から媚びた感じの余韻と、日常にある音の表情も捉えています。
非現実的空間の少しばかり優雅で新鮮な表情
いのりの時間。
そして重厚に静まりゆく床しき表情の背に古き神仏の音色と情景が
ゆらゆらと浮かぶ響きが流れゆくように捉えています。
目を閉じ、いのりを
古代からの日常にあったような、親しみと懐かしい香しさがします。
言葉や名前を分析するとき、自ら描いたイメージと異なる結果がでることがあって
そのとき、大衆の平均的感性に従って主観を抑える柔軟さが必要と、亡恩人先生がよく言いました。
(亡先生は大正生まれ戦争陸軍兵士も経験。情緒溢れる日本風景のお話から様々な日本語の美を伝えてくれました。戦後復興へと目指す時代、大学を得て日本電電公社現在のNTTに勤め多種多様の文章はじめラジオ原稿、歌舞伎の台本他、様々なジャンルの言葉を扱い作成し現場経験をされてきました。)
七五調の詩を詠むわたしに、ひとつずつなぜその言葉に色がみえるのか、音や響きがきこえるかについて、おとしこんでくださりました。音色から言葉を理解することしかできない私さえも、奥ゆきと調べがくっきりわかる。
17音の俳句から景色がみえ、詠むことで世界が少しずつひろがりました。
和歌も俳句も祝詞も言葉も単語も・・・
それぞれのリズム、そこに情緒とこころが浮かぶ。
もうこの世におりませんが、先生からの添削文や手紙、俳句
その言葉から、音あせることなく
大正や戦中そして戦後、昭和・・
古代日本やアジアの匂いがいつまでもします。(感謝をこめて)
☆少しでも、詠んでくださる方へ
綴るブログの言葉から、清々しい心持ちともなっていただけますように☆
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