給料日にすること「千円札の用意」
片付け家計であなたの悩みを解消する、家計整理アドバイザーの丹羽志津子(にわしずこ)です。
私がマイホームの住宅ローン30年を15年で繰上返済し、長年続けている「袋分け家計管理」のコツ。月に一度のお給料日にすることを、詳しくお伝えしていきますね。その一つが「千円札を用意すること」なのです。
あなたは袋分け家計簿に挑戦したことはありますか?「袋分けは、やりくりできる」って聞いていたけれど、何だか面倒で止めちゃった。
こんな経験はありませんか?
25年以上「袋分け」で家計管理を続け、毎月のように黒字を出したコツを、惜しみなくお伝えしますね!
このコツさえつかめば、あなたも「袋分け」でやりくりのコツをつかむことができますよ。
それでは早速行ってみましょう!お給料日にすること、まずは「千円札の用意」です。
銀行のATMや窓口で、一か月の生活費を下ろしてきますよね。その時に1万円札ではなく、やりくり生活費の金額を「千円札」で用意しましょう。
※やりくり生活費とは、手元で現金管理しながら使う生活費のこと。
数万円のお金も、千円札にするとかなりのボリュームになります。「ちょっとお金持ち気分を味わえますね~」と、家計簿講座を受講してくださった方がおっしゃってましたよ。
私も一か月に一度だけ、お札を開いて数えます(笑)
千円札を用意する理由は
「1万円札では袋分けの予算と現金を揃えることができないから!」なんですね。
頭の中だけで計算しているのと、実際のお金が予算とぴったり合っているのでは、「やりくり」に与える影響が違うんですよ。
実際に袋の予算を確認して残高が把握できる。「これだけで生活しよう」と一目でわかるのが、袋分けの最大のメリットなのです。しかし1万円札で下ろしてきたら、メリットが活用できないだけじゃなく、こんなムダな支出があるかもしれません。
5万円下ろしてきた生活費。食費に4万円。雑費に3,000円。医療費に7000円。1万円札が崩れるまでは、雑費の袋にお金をいれることができない。「お金を崩さないとならないわ~。」と、頭の中に一つ宿題が発生しますよね。
そこであなたは、1万円を崩すために、そんなに飲みたくないジュースを買っちゃうかもしれませんよね。数百円だから、大したことないと思うかもしれません。そのお金の使い方が、実は「やりくりが苦手な人」の特徴なんですよ。
お金を使う時は、必要なことだけに。
お金を使うときは、本当に必要なもの。必要なことにだけに、気持ちよく使いませんか?モノの整理と同じ考え方ですね。
のどが渇いてどうしようもない時に買うジュースは、生きたお金の使い方。
お金を崩すために買うジュースは、浪費。
やりくりする上で、必要なことはできごとに優先順位をつけて、予算の範囲内で生活をすることなんです。
千円札を用意しておけば、のどが渇いてもいないのにジュースを買う必要はないですよね。
千円札はお給料日に、それぞれの袋にピッタリの予算金額のお金を、分けていれるための必須アイテムなのです。
千円札を用意する方法
●ATMで下ろすとき
●窓口で下ろすとき
●両替機を使うとき
●ATMでおろすときの方法は、すべてのATMが対応されているかは、わかりませんが、郵便局にあるATMは、金額と千円ボタンをタッチすると千円札で下ろすことが可能です。
3万円ならば30千円とタッチしてみましょう。
千円札30枚でお金が出てきますよ。
●窓口で下ろすときは、名前の下のところに「金種別」という欄があるはずです。そこに必要な紙幣の金額を入れて合計金額が合うように、記入すると希望通りに用意してくれますよ。
●両替機のある銀行でしたら、両替機を使うのもひとつの方法です。枚数によっては手数料が発生します。その場合は、回数をわけて両替しましょうね。
100円200円。手数料は小さなお金かもしれませんが、無駄な支出はとことん省く!やりくりするためには「小さなお金」も「大きなお金」も大切にしましょうね!