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アスパラガスの実 1437

2014.02.02 15:00

 

アスパラガスの性染色体は、人間に似て、

男は、XYのヘテロで、女は、XXのホモです。

 

人間の性染色体を表す文字って、その形が似ているので、

XやYが使われますが

アスパラガスでは、Mとnの文字が、よく使われます。

 

面倒臭(くさ)いので、XとYで行きますが、

どうして、漢字で表記すると、いけないのかしら。

 

アスパラガスは、雌雄異株(しゆういしゅ)ですので、

普通の雄株(おかぶ)に咲くのは、雄花だけです。

雌株は、雌花しか、咲きません。

 

雄花には、雄しべしかなく、雌花には、雌しべしかありませんが、

雄株に、雄しべと雌しべの、両方を持つ花が、咲くことがあり、

両性花と言われます。

 

自家受粉が、可能ですので、

両性花は、XYが交配して、YYの種(たね)も、出来ます。

 

この種(たね)が育つと、雄花ばかりの雄株になりますが、

YYの特別な雄株ですから、XXの普通の雌株と、交配すれば、

全部XYの、普通の雄株の種(たね)ばかりに、なります。

 

アスパラガスって、実(み)の成らない雄株のほうが、

収穫量が多く、野菜としての、商品価値が高いそうです。

 

赤い実の中に、二つの黒い種(たね)が、入っています。

 

土筆(つくし)の袴(はかま)のようなのが、

アスパラガスでも、葉ですので、鱗片葉と言われます。

杉菜(すぎな)の葉のようなのが、

アスパラガスでは、茎ですので、擬葉(ぎよう)と言われます。

 

アスパラガスは、杉菜(すぎな)のような胞子植物でなく、

被子植物の単子葉類のユリ科に近く、クサスギカズラ科です。

 

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