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アブラチャン 1490

2014.03.29 15:00

 

山野(さんや)に、普通の雑木(ぞうき)ですけれど、

最近は、民家の周囲にしか、残っていません。

 

クスノキ科のクロモジ属 Lindera の、油瀝青(あぶらちゃん)が、

黒文字(くろもじ)や檀香梅(だんこうばい)に、似ているのは、

当たり前ですが、ミズキ科の、山茱萸(さんしゅゆ)とも、

遠目(とおめ)には、よく似た花に見えます。

 

これほどに、細かい花ですので、仕方ありませんけれど、

日本の山野(さんや)に、自生しないのは、

山茱萸(さんしゅゆ)だけです。

 

油瀝青(あぶらちゃん)の花は、緑色に近く、

派手な黄色になりません。

油が多いだけでなく、株立(かぶだち)して、よく燃えますので、

竈(かまど)の焚付(たきつけ)に、刈り取りたくなります。

 

わたしは、樹木を燃料にしていた時代の、生まれですので、

若い人とは、感覚が違うかも知れません。

 

鉄砲や科学技術などに頼る社会って、

歪(いびつ)に見えますけれど、

古代文明は、樹木を伐(き)り、ハゲ山になったので、滅びたと、

言われています。

 

中国や韓国朝鮮は、つい最近まで、ハゲ山ばかりでしたから、

植民地にされるのも、無理はないと、わたしは思いました。

 

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