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ナヨクサフジ 1528 

2014.05.12 15:00

草藤(くさふじ)の仲間は、奇麗な花が咲きます。

ナヨは、なよなよしているから、この名がつきましたが、

このごろは、猛烈な勢いで、増えています。

 

牧草と一緒に入って来た帰化植物ですが、

そもそも、牧草の種(たね)が、

輸入穀物と一緒に、どうしても、入って来ますから、

日本の風土に馴染めば、全国を席捲(せっけん)するのは、

当たり前です。

 

ナヨ草藤は、奇麗な花のせいで、

除去されないのかも、知れません。

 

在来の草藤の仲間も、似たように、奇麗な花を咲かせますが、

牧草地のような、

日当たりの良い、広々とした生育条件がなければ、

生き残れませんでした。

 

ナヨ草藤は、都会の空き地に進出しましたから、

どうして、こいつだけがと、訝(いぶか)ります。

 

奇麗な花だけでなく、なよなよしい草ですから、許してやろう、

という気になるのかも知れません。

今さっき、花壇から逃げ出して来たような、顔をしています。

 

でも、写真の背後に、

葛(くず)の、毛だらけの太い蔓(つる)が、伸びているように、

手の届かない所に、蔓延(はびこ)り、

鬱蒼(うっそう)とした藪(やぶ)を作り、

健康な人間は、足を踏み入れたく、なくなります。

 

性転換医療みたいでしょう?

 

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