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田町(たまち) 1585

2014.07.10 15:00

木の育っている所が、

JR山手線田町駅の東の、芝浦公園という名前の、

児童公園です。

 

昔の運河を埋めて、公園を作りましたが、

南の一部を、船溜まりとして、残しました。

 

写真は、鹿島橋です。

もう一つ南の、霞橋から、撮りました。

2つの橋の間が、運河の十字路になっています。

 

右側にも、香取橋という橋があります。

西側は、モノレールが、運河を渡っているだけです。

 

船溜まりを跨(また)ぐ橋って、妙な感じです。

 

1970年代は、まだ、昔の漁師が、

暮らしていたのでしょうか。

北側の運河全部を、埋めてしまえば、

橋は、必要ありません。

 

1990年のバブルの頃に、地価が高騰しましたので、

昔ながらの、漁師の暮らす長屋の土地が、

1億円を超える値段になりました。

 

今は、このあたりに、木造の民家は、ありません。

 

慶應義塾という大学や、

昔の東京タワーのある芝公園などは、

皇居や上野公園の続きの、

海食崖の上の、武蔵野台地の端っこです。

 

縄文時代に、暖かくなりましたので、

氷河が溶けて、世界中の海面が、上昇しました。

その時に、波が、山を削り、

10mぐらいの、崖が出来て、

土砂が、崖下に堆積しました。

 

海食崖の下に、幅200mほどの、

土砂の溜まった細長い浜辺があり、

JR東海道線や山の手線は、そこを通っています。

 

浜辺の下は、明治以後の、埋立地です。

川や下水の通路を、運河としましたが、

漁師の村もありましたので、

船を出すために、水路を残す必要がありました。

 

その運河が、高度経済成長期の頃から、

埋め立てられました。

排水は、土管の中を通して、地中に埋めれば良い。

 

まだ、漁師が、死んでいなかったのでしょうか。

完全には、埋められませんでした。

 

漁業権が、相続されますので、

若い人は、船溜まりに、

貸しボートを保管しているのかも、知れません。

 

日曜日だけの農家と、同じです。

畑に樹木を植えて、苗木や植木を売れば、

農業を営んでいることになります。

 

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