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ツルボ 1610

2014.09.14 15:00

蔓穂(つるぼ)は、昔から日本に自生する野草です。

史前帰化植物とも、言われていますが、

そんなに古く、帰化したことを、

どのようにして、証明するのでしょうか。

 

ツルボ属 Scilla の、学名は、

ギリシャ語の skyllo(有害)から来たそうですが、

球根に、有害なアルカロイドが、含まれています。

 

花壇の園芸植物として、品種改良されたものは、

シラーと、片仮名で言われるのが、普通です。

 

ツルボ属の上の、

ツルボ亜科 Scilloideae は、ヒヤシンス科のことで、

クサスギカズラ科の下にあります。

 

草杉葛(くさすぎかづら)って、

アスパラガスのことです。

 

昔のユリ科が、今は、

いくつもに分類されて、再編されていますので、

素人(しろうと)の覚える植物の名前は、

属の単位で行くのが、無難です。

 

蔓穂の蔓は、鶴の長い首と、同じで、

その上に、穂が付きます。

夏の暑い間は、葉が枯れてなくなり、

涼しくなってから、穂の成る軸が、

地下の球根から、突き上がって来ます。

 

このまま、花壇に植えても、良さそうな、

綺麗な花が、あぜ道の雑草の中に、咲きますから、

忘れられません。

 

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