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民家 1689 事実を作る、という意味

2014.12.03 15:00

お寺でなく、うちの近所の民家なので、内緒。

特徴のない部分しか、貼り付けられませんが、

大きなお屋敷です。

古くなく、築35年ぐらいの新品ですが、

維持費が大変なので、買わないかと、

持ち掛けられたことがあります。

 

建物を壊して、土地だけにしないと、

どうにもなりません。

田舎は、集落が親戚ですから、

よそ者が暮らすにしても、儲けるにしても、

集落の勢力を、解体するくらいに、

山や田畑を買い占めなければ、いけません。

 

金額の折り合いよりも、

集落の行く末を左右する土地利用計画を、

地元の有力者が、決めます。

横須賀の総理大臣と、親しくありませんので、

買えるわけがない。

 

この世の中は、

賄賂と談合で、成り立っているのに…

塀の向こうの木は、栴檀(せんだん)です。

手前の草みたいな、株立(かぶだち)の低木は、

柘植(つげ)の群落。

 

         ***          ***

 

わたしたちが、事実と言われる物を、知覚するのは、

共通点を抽出して、分類整理したからなの。

 

赤い色のように、

その共通点は、目の能力によりますから、 

何を共通点とするかは、

人間の体のほうに、プログラムとして、

書き込まれています。

 

生まれた後にも、流行文化を習得しますから、

文化のほうにも、プログラムが書かれています。

 

何を共通点とするかって、無数にあります。

どうして、幾つかの共通点の組み合わせを、

選んだのかって、

プログラムを見れば、わかります。

 

物と物の間には、無数の共通点がありますから、

幾つの共通点があるかって、数えられません。

 

でも、わたしたちが、物として見るときは、

特定の幾つかの共通点の、組み合わせにより、

一つの物と言われる纏まりとして、知覚します。

 

共通点の塊(かたまり)が、物体のようなものですが、

無数の共通点を選択したわけでなく、

たいていは、ほんの数個の共通点の、組み合わせです。

 

写真に撮れば、自分が見た物と、同じであると、

わかりますけれど、

写真に記録される物理学的な要素を数えるのは、

簡単でしょう?

 

光の波長や、量などを、

化学物質の粒子や画素の、

空間的なキメの細かさで、測り、

記録しただけです。

 

時間や焦点距離などを、変えると、

知覚された事実に、似たり、似なかったりします。

 

むっちゃ、単純な共通点なのに、

写真を見ると、自分が見た事実と、同じであると、

感じますから、

事実は、もの凄く幼稚な、

共通点の組み合わせの、可能性が高い。

 

人間の知覚の仕組みが、幼稚なんですけれど、

物事(ものごと)には、無数の共通点があるのに、

単純な共通点により、初歩的に抽出しただけで、

ちゃんと、事実が出来上がります。

 

体のプログラムは、

物理化学のように、簡単に探り出せますが、

文化のプログラムを、抽出しても、

他人や社会が、同意しませんから、

それは事実でないと、言われてしまいます。

 

お前の脳みそのプログラムが、あほなのに…

 

無数の共通点の、組み合わせを使えば、

いったい、何が見えるのかしら。

 

答えは簡単で、

「何も見えない」と、言われています。

無数の共通点がありますから、

共通点の組み合わせが、多くなればなるほど、

何も見えなくなります。

 

少数の共通点の、

幼稚な組み合わせで、あればあるほど、

事実と言われる物事(ものごと)が、

確かに、見えます。

 

このことを、ほんとは、何も無いのに、

人間が幼稚であれば、確かな事実が見える、

と言うことも、できます。

 

事実って、作り話でないかと。

その由来は、

物体として変更不能な体に、書かれたプログラムや、

流行文化のプログラムにすぎないと、疑われます。

 

知覚の仕組みってやつですけれど、

何も無いところに、事実と言われる世界を作るのは、

コンピュータと同じです。

 

事実は作られる、と言う意味は、

実行することにより、

体というプログラムを変更したり、

文化の中身を、変えたりすることが出来る、

という意味です。

 

体を変更するって、

殺したり産んだり、することですが、

育ったり育てたり、することも、そうです。

 

性転換には、自分を壊すほかに、

その機能が、ありませんが、

文化を変える機能は、あります。

 

それなら、医療でなく、

文化運動であれば、良いのに、決まっています。