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ヒサカキサザンカ 1880

2015.06.20 15:00

葉は姫榊(ひさかき)、

花は山茶花(さざんか)に、似ているので、

姫榊山茶花(ひさかきさざんか)と、

名付けられましたが、

お茶みたいな花が、今頃の季節に咲きますから、

これしかない、という感じの、

日本では、孤立した種(しゅ)です。 

 

お茶の、ツバキ科(Theaceae)の中の、

ヒサカキサザンカ属(Tutcheria)

という人名由来の聞きなれない属ですが、

中国の石筆木も、そう。

暖かい地方の植物です。

 

日本では、南西諸島にしか、自生しませんので、

本州の郊外の山で、見かけるのは、

昔の庭木が、残っているのかも知れません。

 

近くに、民家の跡がなくても、

有力な武士や社寺の、広い庭園であったとか…

都会の近辺は、冬でも暖かいので。

 

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