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サンゴジュ 1938

2015.08.29 15:00

珊瑚樹は、ガマズミ属(Viburnum)と、されるように、

花も実も、ガマズミに似ていますが、

葉は、かなり違います。

 

分厚く、艶がありますから、目印になりそうですが、

野生の個体がないのではと、疑われるくらいに、

見るのは、栽植されたものばかりですから、

山奥に生えていても、

大きな葉の艶が、目印になるものかは、

自信がありません。

 

こいつが自生している日本の山の、植生って、

想像できません。

山で、こんなものは、見たことがない。

 

もしかしたら、暖かい海岸近くの山に、

自生しているのではと、期待しますが、

三浦半島には、ない。

 

海岸近くのサンゴジュは、

たぶん全部、栽植されたものです。

 

防火林になるそうで、

生垣として、よく植えられていますが、

赤い実が、鈴成りに着くと、

落果して、地面が真っ赤になりますから、

綺麗と言うよりは、汚い。

 

足元だけでなく、枝葉(えだは)に、うっかり触り、

衣服が、赤く染まっても、わたしは知らん。

 

近寄れませんから、生垣に使うのは、考えものです。

 

写真のは、赤くなる前に、食べられて、

花序が、ほとんど残っていません。

 

残っている房には、

たっぷりと、実がついていますから、

青いうちに食べるだけでなく、

花序の根元を齧(かじ)り、

どさっと、地面に落としてしまう奴が、いるはずです。

 

カラスかな。

いつか、犯人を見つけてやります。

虫や病気かも。 

 

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