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アオハダ 1963 麻原彰晃君を悼(いた)む

2015.09.22 15:00

植物分類学の学生は、青膚(あおはだ)を見て、

短枝と長枝や、鳥黐(とりもち)の製法と成分や、

樹皮の薄皮(うすかわ)の下の、

葉緑素を含んだ緑色の皮層(ひそう)などを、

勉強するのかしら。

 

わたしは、

ロケットを飛ばして、月に行きたかったけれど、

アメリカ合衆国のアポロに、負けたので、

植物採集や合唱団のような、超俗的な趣味に、

かまけていました。

 

うちの一族は、製鉄と造船が、得意でしたが、

昔からの山持ちで、石油にも、手を出していました。

 

一族や従業員のための、

病院や療育施設がありましたが、

わたしは、世界一に、賢くなければ、

気が済みませんでした。

日本一では、原爆に負ける。

 

世間の人が、数学や科学技術を、信頼しているので、

こいつを、やっつけなければ、原爆に勝てないと、

思いました。

 

フーテンの寅さんや、尼崎事件のような、

社会の底辺の、共食い運動には、

あまり、興味がありませんでした。

 

それが、どういうわけか、性転換に…

 

植物採集は、山登りが得意になるので、

歌を歌うには、持って来いでした。

 

鉄や石油も、そうですが、

体が資本の、山師の仕事ですから、

数学や科学技術の、確信の由来が、よくわかります。

 

鉱物資源のように、

地球の中に、内蔵されている規則性を、

運慶が、木の中から、仏像として掘り出したと、

夏目漱石は書きましたが、

わたしは、木の中でなく、自分の体の中のような、

気がします。

 

運慶は、木の中に埋もれていた仏像を、

掘り出したのでなく、

自分の体の中の、規則性を、彫り出したと。

 

偶像のエステティックは、哺乳類の内の、

人間に近いほうの半分くらいの種(しゅ)に、

共通の、共食いの原動力ですが、

論理法則のような、生まれつきの知覚の規則性も、

性欲と同じくらいに、あほの原因です。

 

コンピュータやインターネットは、

事実や論理を知らなくても、ちゃんと機能するのに、

どうして、人間は、目や耳などの感覚器官が、

認識の対象を知覚していると、考えるのかしら。

 

妄想や幻覚が、甚(はなは)だしいけれど、

論理法則や生殖と、言われる規則性に、

繋ぎ止められるように、

わたしたちは、品種改良されています。

 

お釈迦さんは、知恵があれば、解脱できると、

考えましたが、

わたしは、知能の軛(くびき)を、

断ち切ったほうが、良いと、思います。

 

知ることって、嫌(いや)な奴を、殺すことですから。

 

仏教やキリスト教などの、宗教が、

人類を不幸にした、と言えば、

マルクスレーニン主義者は、喜びますが、

宗教だけでなく、知ることが、殺すことであるのが、

問題なのです。

 

GID(性同一性障害)の医療が、そうでしょう?

ようするに、あほを騙(だま)して、間引いています。

 

     ***          *** 

 

知ることは、嫌(いや)な奴を殺すことと、言えば、

反対意見が、うんと出ます。

 

殺し合いに関わらずに、

わたしたちは、認識の対象を、知ることができると。

 

自分でない物事(ものごと)を、知る能力が、

生物にあるとは、思えませんから、

自分の中の、いくつかの規則性を、組み合わせて、

自分の外や、認識の対象などと、言われる物事を、

想定します。

 

あると、言われるのは、すべてが、

判断の途中に、一時的に寄せ集められた情報の、

置き方や積み方のような、記憶の仕方ですから、

宇宙や他人などの、自分の外側の物事だけでなく、

自分の、心や内臓などの、内側のことも、

その通りです。

 

自分の中の、変更不能な規則性を、

手持ちのカードのように、出して、

他人の、同じカードと一緒に、寄せ集めるのも、

変更不能になった記憶の、整理整頓を、

内側や外側のことのように、

文学的に表現しているだけかも、知れません。

 

何が、変更不能な記憶であるかを、仕分けするために、

記憶を、あっちこっちに移動して、

あれこれと寄せ集めるたびに、

わたしたちは、自分や他人や自然や論理などを、

想定しますから、

どのような記憶や、記憶の組み合わせが、

変更不能になっているかが、よくわかります。

 

じつは、変更不能になっているから、

記憶として、自覚されるのですが、

そのうちに、雲散霧消する記憶も、

少なくありませんから、

時間が経(た)っても、いつまでも変わらない記憶を、

調べるために、あちこちに、記憶を移動するのは、

黄河の泥水を、仕分けするために、

掻き混ぜて、層になって沈殿するのを、

待つようなものです。

 

百年河清を俟(ま)つ、ってやつ。

 

外側のことは、すべて、内側のことであるだけでなく、

内側も、すべて、外側であるのなら、

他人との情報交換や、目や耳の感覚器官があると、

確信するのも、変更不能な、妄想や幻覚なのかしら。

 

コンピュータは、そう言います。

入力装置や情報交換などの、外側のことがあると、

思うのは、

変更不能になったプログラムの通りに、

情報を仕分けしたまでであると。

 

テニスボールの皮を、ひっくり返せば、

ボールの内側の出来事も、外側の宇宙になる、

と言えば、宗教家の言い草みたいですが。

 

外側の出来事のすべてが、

自作自演であるだけでなく、

他人との情報交換も、精神障害なのでしょうか。

 

自分の体の、部分と部分の、情報交換が、

他人と、自分や他人との、情報交換に、

見えているだけなのでしょうか。

 

わたしたちは、自分の内側を、知ろうとして、

自分の外側の世界という表現を、発明したと、

思うのは、早計かも知れません。

 

内側を外側に、展開するとか、

客観的に知るとかと、言うのは、

ロマンティックですが、古臭い考え方に、聞こえます。

 

内側が、外側を作ったのなら、

内側も、作られたものに、決まっています。

 

幾つもの、特定の規則性や、その組み合わせが、

粒々(つぶつぶ)でないのなら、話が行き詰まると、

古代インドや古代ギリシャの人たちは、考えました。

 

算盤(そろばん)の玉や、素粒子などの、

マルペケの判断の、枝分かれを表わす印(しるし)を、

組み合わせれば、

コンピュータのモニター画面の映像や音楽が、

出来上がりますから、

ようするに、粒々を、細かく制御すればするほど、

心や宇宙や物や論理を、自由に変更できるのかも、

知れません。

知覚を、自由に作れます。

 

脳みその、記憶容量の大きさと、情報処理速度を、

誇っているだけのようですが、

下手(へた)なプログラムが、変更不能ですと、

効率が悪いので、

さまざまな規則性を議論して、叩き合います。

 

脳みそもコンピュータも、そうですが、

ハードウェアは、

変更不能になったプログラムのようなものですから、

出来の悪いやつを、

こまめに、叩き壊さなければいけないと、

脳みそやコンピュータは、言います。

 

日本国憲法にも、効率の悪いやつを、死刑にすると、

書いてありますが、

実際に、死刑になるのは、ごく僅(わず)かですから、

殺すぞと、脅して、こき使ったほうが、得であると、

言っているようなものです。

 

鉄砲や黒船や原爆を作った奴は、悪くないのかしら。

日本国憲法は、フランス革命を掲げていますから、

日本人よりも、マッカーサーのほうが、あほでした。

 

麻原彰晃君は、そのへんの事情を、よく知りません。

お釈迦さんの言うことは、

ギリシャやキリスト教やフランス革命や欧米経由の、

鉄砲や黒船や原爆なのに。

 

たった180人のピサロの軍隊が、

6000万人のインカ帝国を、簡単に征服したのは、

ガラパゴス諸島や精神分析よりも、

進化論を、よく表わしています。

 

ピサロの軍隊を、やっつけなければいけないと、

思うのなら、科学技術の使い方でなく、

科学技術の規則性を、ぶち壊さなければ、いけません。

 

わたしたちの知覚が、品種改良されて

特定の規則性が、純化されて、

生まれつきに変更不能なハードウェアが、

作られたのは、

刀や鉄砲や黒船や原爆などの、せいです。

 

エーテルのような素材がなくても、

判断の印(しるし)が、伝わるのは、

時間や空間が、論理的であるからに、

決まっています。

 

判断を記憶するための、

時間や空間と言われるノートに、

記(しる)されたマルペケを、

物として知覚するのは、

音声を、言語として理解するような、

流行文化の規則性です。

 

それが変更不能になるように、

刀や鉄砲や黒船や原爆などが、

人間の体を、品種改良しました。

殺すぞと脅して、こき使う憲法と、同じ手口です。

 

麻原君は、そのへんの仕組みが、

わかっていませんでした。

彼は、東京大学に入学するつもりでしたが、

100万人の中で、1番くらいに賢くないと、

わからないかも知れません。

東京大学では、無理と思います。

 

裁判は、彼に殺された人を、大切にしましたが、

ほんとうに大切なのは、

たぶん、命や個性や真理などで、ありません。

わたしは、そんなものを、少しも欲しくありませんから。