ヘルマンリクガメの飼育 byあいこ
◆飼育環境◆
ケージ:幅60cm×奥行き45cm もしくは 幅90cm×奥行き30cm
高さはそんなに必要ないです。
床材:ウッドチップなど、我が家はニチドウのハ虫類マット
爪が伸びるので、スペースがあればレンガを置いてあげると伸びすぎ防止にもなる
シェルター:体の大きさにあわせて入れてあげたほうがいい
紫外線ライト:そんなに強いものでなくて大丈夫。むしろ強すぎないほうがいい。
レプティサン5.0で大丈夫。
10.0を使う場合は必ずシェルターを入れてあげること(カメが紫外線強いなーと思ったら自分で待避できるように)
寒くなる季節や真夏を除いて(気温30度~20度くらいまでが目安かな)日光浴させてあげるとなお良し。
外に出す時にはネットなどを張って猫や鳥に注意。(ずーっと監視できるならいいけれど)
猫はカメを襲います。(クサガメですが、実家でやられました)
窓越しでは紫外線が通らないので室内なら網戸越しで。
うちではダイソーのバーベキュー網(正方形タイプ)×6を結束バンドなどで繋いでキューブ型にし、底面に人工芝を敷いたものを日光浴ケージとして使ってます。(フトアゴ兼用)
保温:オススメは光の出ないセラミックヒーター。紫の光を出すものは切れやすく、赤い光を出すものはどうやらカメは見えているようで、夜眠らない子がいます。(うちの子)セラミックヒーターに変えた途端、夜静かになったのでオススメ。
(参考までに60cm×45cmで100Wのセラミックヒーター使ってます)
冬場はパネルヒーターがあるといい。
ベビーのうちは一番温度の低いところでも25度以上あったほうがいいが、育ってきたら20度くらいでも問題なし。
温度勾配をつけて、温かいところは30度前後にするといい。
夏は35度以上にはならないようにしたほうがいい。うちでは夏場は温度勾配意識してないです。上限だけ気にしています。
サプリメント:子供の頃はカルシウムを2日に1度程度、ビタミンを1週間に1度程度あげるといいかも。1年くらい経って、人工餌と併用するのであれば別になくても元気に育ちます。(うちの子はもうサプリ使ってません)
使っているのは「ハ虫類飼育セット」についてきたもので、ビタミンなしカルシウム剤と総合ビタミン剤。今ではカルシウム剤はレオパに使ってます。こだわりなし。
温度と湿度計:湿度は実はほとんど気にしていないです…。人間もインフルエンザ対策に加湿しないと!っていう時期に部屋全体を加湿するくらいで元気に生活してます。
※別になくてもいいもの※
水入れ:ひっくり返すし、餌の葉っぱからの水分補給で十分。心配なら餌皿に少しだけ水を入れてその上に葉っぱを入れる。
バスキングライト:セラミックヒーター1つで大丈夫。夏は紫外線灯のみで保温球はつける必要なし。
◆餌◆
小松菜中心にキャベツやレタスなどの葉物、リクガメ用のふやかすタイプの人工餌(うちはレップカルリクガメフード)
ベジバーガーも食べます。(フトアゴ用に買ったものをあげているだけなので、ないならないで全然いいですw)
個体によって好みが違うので、にんじんや豆苗、オクラ、きゅうり、トマトなんかもあげてみても大丈夫。
うちでは無農薬のクローバーを育ててます。クローバーは好物の子が多い。(実家ホシガメも好物でした)
ただし水分の多い野菜は下痢しやすくなるので「おやつ程度」にする。
うちの子の場合
人工餌(ベジバーガー含)、クローバー、梨、トマトが好物
にんじん、きゅうりが嫌い
◆温浴◆
飼育者さんの意見が分かれるところですが、うちは2日に1度は入れてます。だいたい毎日。
すぐにお湯が冷めてしまうこともあり、38度のお湯にしていますが推奨はもうちょっと低い温度だと思う。
温浴中に排泄してくれると床材が汚れなくて楽。
ベビーのうちは長くても15分くらいで出してあげる。
育ってきたら途中でお湯を追加するなどでもう少し長い時間でも大丈夫。
実家ヘルマン(弟飼育)は1週間に1度程度の温浴。どちらも元気に成長しています。
ただ、全く温浴させないよりはスパンは長くとも温浴させたほうが体が綺麗な状態を保てます。
必ず首を伸ばした状態で息ができる程度の量のお湯にしましょう(当たり前…)
◆掃除◆
床材の上で排泄をしたらその周辺を取り除く。床材の全取っ替えは2ヶ月に1度程度で大丈夫。
ただ、温浴をあまりさせないとか温浴で排泄しない子の場合で床材が減るのが早ければもう少し短いスパンで全取っ替え推奨。
葉っぱを散らかして食べる場合は葉っぱも取り除く。(カリカリになっていなければ餌皿に戻すと食べることがあるw)
◆爪切り◆
うちは適当です。
爪をよく見ると、黒い線が入っているところと透明なところがあり、透明なところは切っても大丈夫。
黒い線が入っているところは血管が通っているので切っちゃうと出血する可能性があります。
消毒には期限切れのマキロンがあると便利。できれば「クイックストップ」というペット用止血剤もある。
人間用爪切りでも可。もちろん実際に人が使うものとは別に用意すること。
狙いを定めたら一気にバチンとやったほうがいい。
心配なら病院でもやってくれます。
◆くちばし削り◆
うちでは一カ所だけ謎に伸びてしまったことがあり、そこだけ爪切りで切ったことはあります。
基本ほったらかしです。
餌が食べられなくなるようだったら対処を。
こちらも病院で処置してくれます。
伸びすぎ防止には硬いモノを食べさせるのがベスト。