yamamura yusuke BLOG

はじめての涙

2022.06.13 07:17


2022.6.11


下関市中学校陸上競技選手権大会




午前中は強い雨が続きました…




リレーを除いて1人1種目しか出場できない

トウゴは「共通110mハードル」と「4×100mリレー」


そして

ユキちゃんの中学校デビュー戦は

「共通女子100mハードル」


ユニフォームがまだ届いておらず

しかも白の体操服も忘れてしまい…


アップ用に着ていた黒のチームTシャツで

出場することに

膝の痛みをケアしながら付き合いながら

スタートして1台目までは9歩で

2台目から10台目までは4歩で行くと決め

ハードル間のスピードと

身体のバランスと全体のリズム



走りと記録の両方を目指して



2組中1組目

トウゴと違い

ハチマキをしっかり締めて

いざ勝負

スタート


しかし、まさかの


ユキちゃんフライング…

これまで何度も陸上大会に出場してきて

初めてのこと



しかも…



不正スタートで失格

一発退場という厳しい判定

練習の時もスタートが早かったようで

フライング自体はユキちゃんのミス


しかし

この日のスターターはどの組みでもセットの声からピストルの音までの間がやけに長く

ピストルの音も雨の影響か不発の小さな音であまり聞こえない


それも仕方ないけれど…


中学校初めての大会で

唯一の出場種目を

走ることさえさせてもらえない現実…



その後


他の学校の選手が声をかけてくれたり…

同じチームの先輩が

抱きしめ励ましてくれたとのこと…

(感謝の気持ちでいっぱいです…

 ほんとうに、ありがとう…  )




そして

他にも色々な選手やチームメイトが

励ましの声をもらったとのこと…






これまでも

人との勝ち負けには昔から興味がなく


自分を超えること

そして自己ベストが出たときだけ

とっても喜んでいたユキちゃんは


記録が出なかったときも

逆に県大会で優勝したときも

駅伝でもマラソンでも


陸上で涙を流したことは

過去一度もありませんでした




なかなか戻って来なかったユキちゃん…



やはり、泣いていたようでした…




会って

少し話していたら


我慢していた涙がまた溢れてきて…

ひと通り泣ききった後


またすぐに

一人で雨天競技場に走りにいきました…




この悔しい経験は

不器用でも意志の強いユキちゃんの進化に

必ず繋がる…



その大粒の涙はガチで

未来に繋がる涙やから




………


さて、


次はトウゴの番




昨年の大会↓では

上級生相手に勝負し決勝4位入賞

昨年は、惜しくも上位3名に入れず

福岡市・北九州市・下関市の3都市対抗陸上大会の選抜メンバーに選出されませんでした…





今年は、

ハードルを辞めていく選手も多く

当日2名の欠場で、一騎討ちになった110mH

スタート前

止んでいた雨がまた降り出し


風と小雨の降る薄暗い空の下


ただひたすら真っ直ぐに

自分自身で定めた目標に向かって

勝負する相手は自分自身

悪天候のコンディション…

ただ、そのこと以上に

両脚下腿の痛みのまま

ハードルとリレーを無事に走り切れるか…

でもこれまで


孤独なハードルで


何度も修羅場をくぐってきた…


優季は優季の、透悟は透悟の、

あくまでそれぞれの戦い


苦しいときも


己を信じて

最終的には


自分の力で乗り越えていく

大半が他責で生きる世において


自分の道は自分で切り拓くしかないから

一戦一戦、

一歩一歩、

誇りも、自信も…

この4日間

大阪の長居では陸上日本選手権


こっちは小さな市の選手権

戦う舞台がどうであれ


一つ一つ

目の前のことを積み重ねること


そこに集中するだけ





雨降る中、スタートから猛ダッシュ

トウゴの相手はハードリングも器用で

すでに3歩で走れる努力の選手

選手一人一人、ほんとに尊敬…

天候と身体のコンディションを考えると


よくこの状況で鋭い走りができたなと…


そう思える立派な走りでした

脚は少し重そうな雰囲気が伝わってきたものの、

リズム良く


ハードル間のスピードを落とさず

勢いのある走りのまま後半へ

前半のスタートダッシュに比べれば

8.9.10台目が少し落ちるものの

先月の春季県体で大幅に自己ベストを更新した時よりもスピードを落とさず走れていて

今の身体では充分すぎるほど

ベストパフォーマンスを発揮…

ラストまで力強く

走り切りました

このコンディションでも


見事に0.14秒自己ベストを更新‼︎

ゴール直後に、ほぼわからないくらいの小さなガッツポーズをしたのは陸上人生で初めて

1年以上ベストが更新できないことがザラにある陸上の世界で


毎試合、自己ベストを更新するのは本当に大変なこと…

3年最後の追い込みが


ヒシヒシと伝わってきます…




ハードルのダウンが終わって休む間もほとんどなく、最後のリレーのアップへ向かいました…

3組中3組目


事実上の4継決勝

必死に走るも


またも

強豪チームの大エースに離されてしまい…

うちのエースで逆転を目指すも…

チーム記録を更に更新できたけれど


0.09秒差の僅差で惜しくも総合2位



2走のトウゴの走力を上げないと

勝てないのは明らか…








こうちゃんは終日応援団でした

トウゴ&ユキの陸上物語は

まだまだ続きます…





追伸:ヒロトは毎度バイトで精一杯汗流して

ヘトヘト…

からの、スッキリと



帰宅して

切り替えて

テスト勉強を始めてたユキちゃん…



トウゴも勉強かと思いきや…




本気でスラムダンクを制覇…  笑

もう何回読んどんねん…  っていうくらい





で、案の定…




「バスケしたくなったわ〜」って… 。笑



ハルキも朝7時から15時まで

両日とも新しいバイトでかなりお疲れ

19歳の誕生日のお祝いは

好物の刺身と黒胡麻団子

毎日手作り料理なので逆に軽めで… 



ケンカばかりの二人組は


たま〜に、

意気投合したり行動が一致したり… 笑

馬鹿…  笑



おかげさまでハルキも19歳


少しずつ大きくなり


5人が共に成長し


元気に


心豊かに

見えることも

見えないことも

ありがたい





皆それぞれ充実

暇なのはいつもメルくらい… 笑


ハードな毎日がまたすぐ始まる…


また次に向けて


束の間のリフレッシュ…


5人それぞれ

今の課題と向き合って

正しく理解し

素直に受け入れ

自ら

創造すること

行動すること

現象から学び

失敗から学び

感情から学び

時には休んで

また一歩を進めて

その繰り返し




年齢じゃない



そして



時代のせいにもしない


 



生命エネルギーを

存分に