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楽色時間

パーソナルカラーって。の続き

2018.01.09 11:30

パーソナルカラー診断って、

今はいろいろと種類も団体も増えています。


4分類だったり、

8分類だったり、

16分類だったり。


あまり聞かなくなりましたけど、

6分類、12分類なんてものもあった気がします。


結局、何が一番良いの?っていうのは、

僕たちよりもお客様が悩まれるところだと思います。


そもそも、で言うと、

パーソナルカラーは4分類が基本です。

SPRING、SUMMER、AUTUMN、WINTERですね。


もっと突き詰めて言うと、

イエローベースとブルーベースっていう2分類なんですけどね。

イエローベースは黄み(温かさ)を感じる色、

ブルーベースは青み(冷たさ)を感じる色です。


そこからさらに、それぞれの中でも、

清色(純色に白と黒を足してできる色)が多いグループ、

濁色(純色にグレーを足してできる色)が多いグループ、

こんな風に分けられて4分類になっています。

その4分類のそれぞれの性質が以下の通りです。


SPRING = イエローベース、清色

SUMMER = ブルーベース、濁色

AUTUMN = イエローベース、濁色

WINTER = ブルーベース、清色


左からSUMMER、WINTER、AUTUMN、SPRING

※撮影環境が良くなかったので色の再現はご容赦ください


いろいろと誤解を招くかもしれませんが、

大雑把にこういう分け方になるんですよね。

数字が大きい分類の診断でもここがベースです。

ここからさらに細分化なり複合化していきます。


パーソナルカラー診断を受けてみたいけれど、

どこでどの分類の診断を受けたら良いのかわからない。

そういう方には一番基本の4分類をお薦めします。

色の専門知識がほぼ無いという方だと、

細分化や複合化されたものは混乱を伴う可能性もありますので、

まずは基本でシンプルなものが入口として最適だと思います。


もうひとつ、余計な事を補足しますと、

色彩に関して有名な方々は4分類で話をまとめていることが多いです。

総合的な深い知識を持っていると4分類で十分なんですよね、実は。

だからと言って4分類でやっているカラーリストさん全員が、

そんなに凄い人かどうかと問われれば疑問符が付くわけですけれども。

(僕を含めて)


より良いサービス、技術を提供するために新しいものが生まれますが、

それがお客様にとって満足していただけるものか、

ただ選択肢を増やしてしまったために混乱や不信感を増長するものになるのか、

一概にどうだこうだは言えないところでもあります。


色彩の世界って、とんでもなく複雑なんです。

どう伝えていけばそれを理解してもらえるのか、

そういう機会に出くわす度に悩みます。


簡単に説明できるテンプレが欲しいと思う毎日です。