橋口創也(そーやん) プロフィール
1985年、鹿児島市川上町の有機農家のもとに生まれる。
子供時代は家が農家であることがとても嫌で、農家にだけはなるまい固く思っていた。
大学生時代まで特になりたいものはなく、
とにかく子供を育てるなら自然がたくさんある環境でということだけ決めていた。
院生時代に留学先したドイツで有機農業の面白さと可能性に気づかされ、
同時に両親がやっていることの意義や挑戦していることを次第に理解するようになる。
逆に自分の両親やルーツを何も知らないことに愕然とする。
またもともと地球環境と人間社会の将来性を悲観的に思っていたが、
建設的な理論と実践の積み重ねを持って解決していくことの重要性を学ぶ。
実家の橋口農園と福岡の松尾ほのぼの農園にて、
一年ずつ有機農業と自然農を学んだ後、地元に帰省。
現在はパートナーの舞とともに「暮らしの畑屋」として、
畑初心者の方に直接野菜を育む体験をしてもらうため、
プランターの野菜づくりワークショップや農業体験農園の運営、
出張講座、家庭菜園コンサルタントなどを行なっている。
人々が日々の暮らしの中で自然と触れ合えるような
みずみずしく生き生きとした社会の実現が夢。
略歴
2010年 九州大学大学院農学府農業経営学修士修了後、実家の橋口農園にて有機農業を研修
2011年 福岡県糸島市の自然農を20年以上営む 松尾ほのぼの農園にて研修
2012年 地元に戻り自然農と有機農法にて野菜を生産・販売を行う側、農業体験農園「畑の寺子屋」を運営開始。
2016年 「暮らしの畑屋」として、野菜の生産販売から、畑の寺子屋を中心とした農家だけではなく、一般の方に暮らしのための畑づくりを広げる活動を中心としていく。
実績
畑の寺子屋では6年間で計80組以上の個人・家族に畑作りの指導を行う。鹿児島大学にて4回、九州大学にて2回非常勤講師として講演。日置市市民講座の園芸講師を担当。
そーやんにとっての畑とは?
人と自然が触れ合い、交じり合う場所であり、
「畑を作ること」や「そこでできたものを食べること」を通して、
自然への理解・コミュニケーションを深めてもらうことを目的として
畑づくりを伝えています。
自分の中の理想の畑は、
人と自然が完全に調和した美しい暮らしの空間であり、
畑というよりも庭に近いのかもしれません。
感覚としては屋久島の森のような
全ての生命が調和して、一つのいのちのようになった空間に近く、
さらにこれに人間社会も調和していくのが、
僕の目標であり、使命としているビジョンです。