すご〜く小さな箱庭のような畑に、ひとつの生態系を作って、その世界をとことん愛でる。
すご〜く小さな箱庭のような畑に、ひとつの生態系を作って、その世界をとことん愛でる。
これが今、僕が一番やりたいことです。
まず写真のように、1m×2mほどの小さい畝を作ります。
1m四方の正方形でもよいのですが、なんとなく長方形がしっくりくるので、この形にしています。
とにかく自分がもっとも「かわいい」と感じるようなサイズがよいと思います。
自分だけの箱庭を作る感覚です。
そしてそこに野菜やそこに住む虫、微生物、植物たちがのびのびと生き、お互いに助け合って共生する空間をつくります。
いわゆる自然農の畑なのですが、これを小さい畑ですることによって、その良さを最大限楽しめるのではと思っています。
野菜同士もコンパニオンプランツと呼ばれる相性のよい、お互いに生育を助け合うような野菜を組み合わせて選びます。
また春夏と秋冬に作付けする野菜もお互いに土に与える影響がプラスに働くような種類を選定し、交互連作できるような組み合わせをしていきます。
もちろん野菜だけではなく、花とかハーブも組み合わせてやりたいですね〜
そして、この畑はトマトと落花生用とか、この畝はかぼちゃ、ジャガイモとネギ用みたいな感じで小さい畑を組み合わせていきます。
それぞれの畑で毎年何を植えるかが決まってくるので、作付け計画を立てるのも簡単です。
コンパニオンプランツや交互連作について詳しく知りたい方は、以下の本がオススメです。
小さい単位で野菜を組み合わせて畑を作っていくという発想も、この本からいただいたものです。
- 作者: 竹内孝功
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: 単行本
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畑を小さくすることにより
①畑全体に目と手が届きやすくなる。
②取り組みやすい。続けやすい。気楽にできる。
③小さいのでかわいい。愛でられる。
④虫や草などの小さい世界に目がいきやすくなり、その小さな宇宙的な世界観を堪能できる。
⑤小さい畑を組み合わせることにより、いろんな広さの畑で応用できる。
などのメリットがあります。
畑や生き物は好きだけど、広い畑はやる気がでないというズボラな農家の僕にはぴったりです。
というかもはや僕は農家とは名乗れない気が。。。
また、同じ箱庭的なものとしてガーデニングやプランターで同じようなものはあると思いますが、僕はあまり外から用意してきたもので何かを作るということにあまり興味がありません。
そこにあるもので自然発生的にそこの気候・風土にもっとも適した環境ができあがるという方が個人的に魅力を感じるので、このやり方はとても僕好みのものができるんではなかろうかとわくわくしております。
また「愛でる」ということを重要視してはいますが、僕はその生態系の循環の中に人の暮らしも含まれている方が素敵だと思うので、あくまでも観賞用にとどまらず、そこから収穫という恵みを得れて、それでいて植物や生き物たちの営みに、日々の暮らしの中で触れて、自然と対話できるような畑を目指しています。
キッチンガーデンに近いのかもしれませんね。
とにかく言葉ではまだあまり説明できないので、この春からとにかく実践してみて、どんどんブログで発信していこうかとおもいます。
自然農ワークショップでは、これも一緒に作っていくような形になるかもしれません。
一緒に愛でてくれる方を募集していますよ。