形部(かたべ)神社・佐波良(さわら)神社
岡山県真庭市にある形部神社は神阿多津姫命(かむあたつひめ=木花咲夜比売命)をお祀りし、佐波良神社は佐波良命(さわらのみこと)をお祀りする二つの神社が一つになっている神社です。
↑ 神社前
↑ 鳥居と田んぼの間の旧参道
この辺りは、「社」地区と言って、地区の入り口からこの形部・佐波良神社まで、かつては寺社仏閣が並んでいたようです。
↑ 案内板
案内板によると、かつて式内社が八社も集中していたそうです。
江戸時代には、お城も建てられていたようです。
形部神社も佐波良神社も元々の場所も分かりませんが、今現在は二社が一つのお社になっているようです。
↑ 神社案内板
↑ 2枚 狛犬さん
まだ新しい狛犬さんです。
↑ 手水舎
↑ 拝殿正面
↑ 扁額
お社自体も遷宮されて間もないのか、とっても綺麗です。
形部神社の御祭神である神阿多津姫命(木花咲耶姫命)は大山祇命の娘で、天孫邇邇芸命へ嫁いだ姫です。
佐波良命は、奈良時代~平安時代に活躍した和気清麻呂の高祖父で美作の国造であるそうです。
↑ 境内にある縁結びの木
左がもみの木で右が杉。別々の種類の木が根本で結合していることで、縁結びの木として慕われるようになったそうです。
↑ 境内社
6社 恐らく別々の地区にあったお社がこちらに移築された感じです。
荒魂神社社の社号の横に地区名があるからです。
また、境内社の前にある石は磐座でしょうか。
↑ 境内社の前にある大きな杉
こちらの杉も根本で結合してました。
境内にある木々も、本殿後ろにある社業の木々もどれも大きな木ばかりで、神社の歴史を感じます。
↑ 御本殿
周りが綺麗にされていますが、高くて御本殿の様子はあまり詳しく見ることが出来ませんでした。
↑ 御本殿真横
↑ 八畳岩の看板
御本殿裏で木々を見ていると、小道がありました。その先に八畳岩の看板。
↑ 八畳岩
看板に従って歩いていくと、ありました!八畳岩!
写真右手の高さが1.8mくらいで左手の方は3,4mくらいの高さで、全長10mくらいでしょうか。
ぐるっと一周回ることが出来ました。
興奮してグルグルと回ってました(^^)
↑ 八畳岩
説明板によると高さは6mとありました。結構高かったですね。
古代祭祀場にしても、きっと磐座としてお祀りされていたのではないかと思います。
22/6/14 追記
八畳岩の様子を動画にしてみました。
良かったら見てください。
↑ 佐波良の大杉
境内にある大杉。
樹齢はなんと900年と推定されています。
↑ 大杉の下へ流れていく小川
↑ 大杉の下を流れて出てきた小川
小川は先ほど紹介した八畳岩の横を流れて、この大杉の下も流れています。
小川は地区を流れる社川へ流れ、社川は旭川へと流れ、真庭市から岡山市へと流れて太平洋まで流れていきます。
↑ 大杉の案内板
↑ 大杉はNHK大河ドラマで撮影に使われたそうです。
武蔵役の市川新之助さん=現、市川海老蔵さん(この後市川團十郎になられます)です。
↑ まじで吊るされています!
この当時、私はドラマは見ていなかったのですが、バガボンド読んでてこのシーンは知っているんですが、宮本武蔵がまだ子供のころのエピソードだったと記憶しています。
しかし、この大樹に吊るされてさぞ海老蔵さんも大変だったのでは無いでしょうか・・・。