『HAPPY BABY⑧』(続•臣隆妄想劇場99)ショートバージョン
2018.01.10 23:00
臣は、歌詞が書かれた用紙を炬燵の上に広げ、真剣な顔で内容をチェックしている。
ふと、炬燵の横に寝ている陽翔を見ると、ピンクのほっぺをして、小さな手をキュッと握り、
時々可愛い唇をミルクを吸うように、
ちゅっちゅと動かしている。
(うわ…マジ天使…ヤバ)
臣は額に手を当て目を瞑り、堪らないというような表情を浮かべた。
(陽翔が24時間側にいたら、仕事になんねーだろな…俺)
廊下からいい香りが漂ってきた。
リビングのドアが開いて、隆二がコーヒーを持って入ってくる。
臣「足元気をつけろよ」
隆二「何度も言うな。二度はしないって」
「へい、お待たせ」
炬燵の上にコーヒーを置いた。
臣「お前さ。年末ぶっ通しで仕事だったし、疲れてんじゃねーの?」
隆二「そんなこと言ったら臣も一緒じゃん」
隆二「なに?心配してくれてんの?」
臣「陽翔も寝てんだし、俺起きてるから、少し仮眠してきたら?」
隆二「へ?ベッドで?…俺だけ?」
隆二「やだやだ…ひーたんの側にいるよ」
隆二は陽翔の隣に添い寝した。
臣「…好きにすりゃいいけど…」
隆二「ごめん…邪魔ばっかして…
もう話しかけないからさ」
臣「……」
臣(別に構わないのに…)
続く