Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Bartender 清水智恵子's Blog

マナー番外編 グラスの扱いについて

2018.02.23 04:00

グラスは丁寧に扱いましょう。

ドン!! バン!! とカウンターやテーブルにグラスを置く音、

カンパーイ!とグラスを合わせる音を耳にすると、ハラハラします。


その他にも...

・お話に夢中になり、身振り手振りの先にあるグラスに当たり、倒す&割る。

・席の出入りの際や上着の脱着時に 引っ掛けて倒す&割る。


先日もテーブル席のお客様がシャンパングラスを “ガシャーン!”...  

カウンター席の足元まで破片が飛び散っており、

関係のないお客様にも 破片に注意をしてお過ごしいただきました。

この時は 皆さまにお怪我がなく、幸いでした。 

他のお客様がお怪我をされては、二次被害です。


このグラスの破損ですが、

お店によっては、グラスの何倍もの請求をされる場合があります。


グラスは思っているよりも遠くまで飛び散ります。  

営業中に掃除機を出し、破片を吸い取ることは出来ません。

破片が飛び散ったお席へ お客様を案内するわけにも参りません。

その後 そちらのテーブル席、周辺のカウンター席は使用できませんでした。 

グラスの破損はある程度、仕方のないことです。消耗品でもあり、経年劣化もございます。

ただ、注意力散漫で起こした破損は意味が違います。

この状況にスタッフの手は止まり、その後の処理に動きます。

その間、接客、オーダー、メイキング、洗い物、会計がストップします。

同じ空間で寛ぎ、楽しんでいるお客様へのサービスが出来ません。  

皆さまのご迷惑となりますこと、お分かりいただけますでしょうか。


私は、上記が何倍もの請求をされる場合がある理由かと推測します。

『すみませーん、グラス割っちゃいましたー!』では済まない事があること、お忘れなく。


お召し上がりの際は、

乾杯でグラスを合わせない、グラスをカウンターやテーブルの端に置かない、

着席・出入りの際は注意する、身振り手振りに気をつける...etc.

ほんの少しの注意力・想像力を持っていただければと思います。


もしも、グラスを破損させてしまったら... 

私は外食時にグラスを破損した経験はありませんが、 

そのような場合には、些少でもグラス代として納めて帰ろうと思っております。  

グラスに限った事ではなく 備品や調度品なども含め、

高価な品やアンティークの場合は、連絡先を伝え、真摯な対応を心掛けています。

※備品や調度品には、手を触れない事が大前提です。

 店主の許可を得て 手に取りましょう。