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ちいさなひとしずく

変容の途中

2022.06.13 05:28



長い間が空いてしまったけど、また綴ってみようと思う。


前回から約1年と少し…

その時間に比例して、本当にたくさんのことがあった。

でも面白いことに私の置かれている状況はほとんど変わっていない。


以前と同じ場所に住んでいて、以前と同じ仕事をしている。

ライフステージも全く変わっていない。

(ちなみにライフステージという言葉は苦手。)


だけどこの1ヶ月、

目まぐるしく状況が変わろうと動き出している。


自分でも目まぐるしくて何が何だかわからないというのが正直なところ。



それでも不思議と混乱はしていなくて。

まだ変化にも及ばない状況を眺めては

「近い未来、いまの自分が想像できない程の変化が待っている」という根拠のない確信を噛みしめている。


この動きのはじまりはどこだったのだろう?

すべてが変容した暁には、いずれ起点を知る日はくるのかな。



現時点で自分で感じているはじまりは、ご祈祷を受けた日だ。


その筋ではかなり有名な神社で厄除け・強運のご祈祷を受けてから、

なんと腰を痛めた。


しばらくは普通に仕事をしていたんだけど

みるみるうちに腰から下はしびれていき、痛みやしびれから気力も削がれていった。


とにかく職場に行きたくなかった。

『身体が辛い』『気持ちがしんどい』はあったけど、

何よりあの職場や同僚のエネルギーに触れたくなかった。


うちにこもって、ただ自分だけを見つめる時間と空間がほしい。

幸運なことに、あの少なすぎる人員の中で余暇をもらえることになった。



実は、こういうきっかけは自分の中では初めてではない。


OLを辞めるきっかけになったのも腰だった(その時は腰椎症…いわゆる”ぎっくり腰”)。


身体の不調は何かのサインなのはよく言われていることだけど

個人的な感覚では、内臓のトラブルは向き合う必要があるもの、カルマの解消や癒す必要がある傷について取り組む時に現れる。

一方、骨や関節のトラブルは今の自分を大きく変える時、何かを決断する時に決まって現れる。

内臓=内側(内観)で、骨・関節=外側(行動)なのかな、と。


休み期間中はひたすらに身体を休めて、自分の気持ちの赴くことしかしなかった。

…というか、できなかった。


最近好きになった珈琲を飲んだり、

幼少期から慣れ親しんだインテリアや器を「好きなもの」として認識したりして。


仕事のために動かしていた身体は、自分のためだけに動いてくれていた。



しみじみと思った。

今の職場で仕事したくない、と。


今の仕事に就いてからメンターには事あるごとにずっと言われてきた。

『長居する場所ではない』『いつまでそこにいるのですか?』と。


もうずっと、すでに居場所ではなかったのかもしれないな。



それでも、私は今の職場で幼い頃の夢を叶えた。

ずっとずっとやりたかった『誰かに寄り添う仕事』。

仕事の内容も、対象者もすごく大好き。

職場の人も信頼している。


でもそれは私の片思いなのかもしれないと思うことが多々…

私のやり方や仕事の向き合い方など、特にここ最近は事あるごとに否定された。

誤解されたり、遠回しにやり方を変えろと仕向けられたり。

愚痴や弱音を聞かされて、時には八つ当たりされたりして。


我慢していたのは

「好き」という気持ちが勝っていたからで、職場や同僚から離れたら一気に覚めていった。

私は何をするためにここに残っているのだろう、と。




職場復帰したら、職場の対応が顕著に現れた。

体力もなければ気力もないので、

気がつけば『辞める』という決断をして、なおかつ上司にそのことを告げていた。


とにかく、自分は驚いている。


ずっとずっと『辞める』決断をすることはできなかった。

嫌なことが起きても、メンターに言われても、

最後には残留するメリットをかき集めては辞めない選択をし続けてきた。


いま、私は残留のメリットを眺めながら途方に暮れている。


今もなお、魅力的なメリットばかりだからだ。

本当に辞めるの?辞めたらいろいろ大変になるんじゃない?、と。


一方で、辞める決断や退職時期を見据えた途端に新しい人材が来ることになった。

あんなに欠員でみんな苦労していたのに…何で?

他にもいろんな後押しがあって、

自分が残留に気持ちが揺らぐ中でどんどん外堀が埋められていき『辞める』方へ押し進められている…そんな感覚がある。



それでも、まだ変容の途中。


どんな未来へ向かおうとしているのか、その全貌はまだわからない。

でも不思議と、この先に私のほしいものが待っているという確信が満ちていて、

不安もあるけどそれはすぐにかき消されてしまう。



変容するときはいつだって不安でいっぱいだけど、

今回は周りの景色を楽しむ余裕はありそうだ。




ジギタリス/Digitalis

オオバコ科 ジギタリス属(キツネノテブクロ属)