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パイラット(八木山ベニーランド)

2018.01.10 14:49

 八木山ベニーランド

 八木山ベニーランドまで行っているのに、ただのバイキングだろうと思って、このパイラットに乗らない人がいるなら、それは大間違いだ。かくいう僕も最初は乗るつもりがなかったし、後回しにしていた。園内が想像以上にガラガラだったので、予想よりも早く目ぼしいものを乗り切ってしまったので、時間があるから乗っただけだった。

 どの場所に乗るか、大騒ぎしている小学生たちをよそに、当然のように一番後ろに座る。そこで、ようやく気付いた。安全バーがない。いや、正確にはあるのだ。バイキングと聞いてイメージするような定番の太いバーがないだけで、出発前に、前の座席についた細い棒がこちらに向かって倒れ込んでくる。しかし、背もたれに対して、90度の角度までしか降りてこないので、ちょうど自分の胸のあたりで止まってしまう。太ももあたりが固定されることはないので、体は動き放題。1列に対して1人で座っているので、本当にスカスカ。座席の左右の端には滑り止めのシートのようなものが貼られているが、その先はロープがかけられているだけなので、さすがに絶叫好きとはいえ、心配になった。そんな心配もむなしく、そのまま動き出すパイラット。どうやら、これで正解のようだ。

 最高地点での感覚は“浮く”なんて表現では緩すぎる。もはや、“立ち上がる”だ。ハンズアップの体制だと(子供はちゃんと掴まってください)本当に飛び降りでもしているような気分だ。凄すぎる。最高地点まで行くのは、3回ぐらいとちょっと少ないが、仙台まで行ったなら、この今までにないスリルをぜひ味わって欲しい。今のご時世、いつ止められてもおかしくないレベルなので。


A−


いたって普通な乗り場に油断してしまうが
細いバーが倒れてくるだけな上、横はロープのみ
スリル満点