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レディース鍼灸室   ひかり

男性に読んでほしい妊娠・出産のこと②~つわり編~

2018.01.10 16:03

新しい年を迎えました。皆さんは年末年始、どのように過ごされたでしょうか?

私は私の実家が新潟なので、主人と子供たちと新潟のじぃじ、ばぁばのところで

ゆっくりしてきました。

帰りの電車に乗ろうとホームに行くと、なんと迎えのホームには

知る人ぞ知る!!!!!

現美新幹線が!!!!!

あの!!走る美術館といわれている新幹線が!!!

思わずパシャリしました。



現美新幹線!!気になる方はこちらをポチッと↓↓



いや~。鉄道ファンではない私も興奮しました。





さてさて本題に戻りまして、今日は男性に読んでほしい妊娠・出産のことシリーズ!!

①は妊娠・出産がいかに奇跡か!命がけか!!!という内容でした。(ざっくりと)

気になる方は↓を!!

https://iidakanako5952.amebaownd.com/posts/3434348






今回はつわりについてです。


男性の皆さん。つわりってどんな症状だと思いますか?

むかむかすること?

吐いちゃうこと?

食欲がなくなること?



どれも正解です!!

でもそれだけじゃない。


妊娠つわり症状は


悪心

嘔吐

食欲不振

全身倦怠

眩暈

頭重感

頭痛

耳鳴り

口渇

不眠

腰痛

下腹部痛

胃痛

流延

胃圧迫感

胸やけ

下痢

便秘

悪寒

熱感

微熱

心悸亢進

臭覚過敏

異味症

手足のしびれ



……はぁはぁ



この25項目がつわりの諸症状としている文献もあるくらい

一言で『つわり』といっても

たくさんの症状に妊婦さんは悩まされています。


同時に複数の症状に襲われるときもあるし

ひとつ良くなってもまた次の症状に悩まされるときもあるし



しかも薬もないし

いつ治まるかもわからない。


10か月って苦しいときは以外と長いんです。

本人も長いけど

周りも


悪心や嘔吐がなかなか治まらない時も

始めは心配してくれた周りも

だんだん

またか…

みたいな

そんなこと言わなくても

雰囲気で伝わってくる時があります。


妊娠出産って幸せなことなのに

そんな時

なんだか孤独に感じてしまうこともあります。


そんなたくさんの症状を抱えている妊婦さんのためにも

少し知っておいて欲しいのは

この25項目の中でも

気を付けてほしい症状があるということです。



一つ目は下腹部痛、腰痛

つわりのように胃腸症状が続いて出てくる

下腹部痛もありますが

切迫早産や陣痛で下腹部痛が起こることもあります。

そうなった場合は赤ちゃんに大きな影響を与えます。

腰痛も陣痛で腰痛が出る方もいらっしゃいます。

お腹の張りはないか?

現在妊娠何週頃なのか?

下腹部痛が周期的に来ていないか?

出血やピンク色のおりものが出ていないか?

水っぽいおりものが出ていないか?

確認して怪しければすぐに受診してください。


二つ目は微熱、熱感

妊娠は身体の働きがガラッと変わりますし、血液量も増えるので

少し熱っぽかったり微熱があることもありますが

感染症により発熱している場合もあります。

この時期ですとインフルエンザが怖いですね!

そうなると赤ちゃんに甚大な影響を及ぼしてしまうこともあります。

熱が次第に上がってくるのか?

よく観察して

怪しければすぐに受診してください。


三つ目は心悸亢進

妊娠中は血流量が増えたりすることで

ドキドキしやすかったりしますが

甲状腺の異常で心悸亢進や重い悪心・嘔吐症状が

でることがあります。

つわりの状態をみてあまりに悪心、嘔吐症状が強ければ

受診してください。






鍼灸治療ではつわりの胃腸症状に

【内関】

というツボを使うことがよくあります。

手首を曲げた時に出来るしわの中央から指3本分下にあるツボです

乗り物酔いなどの症状の際にも使います。


ここを指で指圧します。

1日に4回程度、1回5分程度

左右どちらでも構いません。

累積効果で続けると次第に改善していくことが多いので

是非苦しんでいる周りの妊婦さんに教えてあげてください。


それから常に胃腸症状のある妊婦さんは

肩から肩甲骨の間を通り腰のあたりまで

ガチガチの方も多いです。

肩から背中を優しくさすってあげてください。

それだけでも違います。


少しでも妊婦さんのことを理解して、助けてくれる人が

増えることを願っています。