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旅のチカラ、旅のカケラ

銀河鉄道に乗って

2008.07.18 10:00


『銀河鉄道の夜』を読んだ。

宮沢賢治の作品で、永遠の未完成と呼ばれている。



まさかの国境閉鎖という憂き目に遭い、意気消沈。

あまり好きではない列車を乗り継いで、

インドのコルカタを目指すことに。



昨日は国境のチラハティを出発し、

夜行列車があるジョイプールハットで降りた。

そして午後9時発のジョソール行きの寝台列車に乗り換えた。



灯りのないホーム。

本当に列車が来るのかというくらいのんびりしている。

中には線路に店を出して、パイナップルを売る人もいるのだから(笑

大きな荷物と一緒に地べたに座っていると、

さっそく人が集まってきた。

目ざとく日本人を見つけたな。


次第に人垣は大きくなっていく。

「ここに座りな」と、どこからかイスが運ばれ、

チャイでもてなされ、英語が得意な警察官まで参戦した。

列車は2時間遅れた。

しかし、彼らのお陰で退屈する暇も、不安になる暇もなかった。

面倒なくらい親切なバングラ人、サンキュー。


暗闇を割くように、警笛を鳴らしながら列車が入ってきた。

警察から車掌に身柄が渡され、

寝台のコンパートメントに案内されると

同乗のお客に「ジョソールで降ろしてやってくれ」と、

さらに身柄が渡された。


手厚く面倒を見てもらい、ベッドに横たわった。

夜行列車に乗ると、銀河鉄道の夜を思い出す。

銀河の果てまで行けるチケットを手に

ジョバンニとカンパネルラが星めぐりの旅をする。

温かな出会いと不思議の連続。

どこまでも終わりがない旅に思えてくる。

星は見えなかったが、満月を眺めながら

心地いい眠りにつくことができた。


銀河鉄道はゴウゴウと音を立てて走った。


午前4時、肩を揺り起こされた。

「もうすぐジョソールだよ」

6時着と聞いていたのに?

バングラの列車は2時間遅れるくせに、2時間早く着くとは…。



バスでジョソールから国境のべナポールへ。

(乗車1時間/40タカ ※約70円)



国境を越え3度目のインドに帰ってきた。

すぐに冷房キンキンのバスでコルカタに向かった。

(乗車4時間/120ルピー ※約330円)


コルカタのサダルストリートで

さっそく今夜の列車のブッキングに向かう。

シアルダー発、ニュージャルパイグリ行きの

銀河鉄道のチケットが取れた。

(乗車時間13時間/350ルピー ※約1000円)


さあ、今夜も星めぐりの旅がはじまる。