「医学史はおおむねプラセボ効果の歴史」だとか!
脳はイメージも、実体験も同じインパクトを持って受け取るといわれます。
死刑囚に「ある実験の被験者」を募りました。
全員目隠しをし 手首に 鋭い刃物で切った刺激を与え、水をぽたぽた落とす音を聞かせました。
被験者は「実際はどこにも傷はないのに 手首が切られ そこから血が滴り落ちるイメージ」を持たされたのです。
全員亡くなったとのことです。
スポーツ選手が イメージトレーニングで実際のトレーニング以上の効果を上げるはことは周知の事実です。
イメージ力を実感していただく研修で 被験者に 5年玉を糸でぶら下げたまま「縦、横、回転」を図示した紙を見てもらいます。
縦方向を見れば5円玉の振り子は縦にふれ、横方向を見れば横にふれ、 回転を見れば見事に回ります。
視覚情報はそのままイメージに結びつきます。
筋肉反射テストもストレス反応であり、マイナスイメージを持つと筋肉は弱くなり プラスイメージを持つと強くなります。
脳には 実態験も イメージ体験も同じインパクトを持つ刺激となります。
どのような 自己イメージを持つかは大変重要です。
①マイナスの自己イメージを持つと 筋肉は弱くなり、 肉体は病にかかりやすく
②また潜在意識と顕在意識が 食い違うと 車のアクセルとブレーキを同時に踏むが如き現象が起き 自分を見失った無気力(エンコ)に陥ります。
③これに加え 「自分の持つ自己イメージ」と「他者が私に対して抱くイメージ」のずれも 問題になります。
まさに「病は気から」と言われる所以です。
「私という人間に対するイメージ」が そのまま現実を生むとも言えます。
脳はイメージしたように現実を生み出す。カウンセリングの基本原則です。
脳溢血からイメージで立ち直った人の新聞記事です。
この原則は リハビリにも取り入れられています。
ミラーニューロン