効率的に練習したいけれど、どうしても時間がかかることがあります
学校から部活動がマジで切り離される5秒前。いや、もうちょっとあるけどいよいよ、という感じでしょうか。
いろんな意見があって、何が正解だかもわからないし、やってみたから改善していくものもあったり、それじゃ遅いと言う人もいたり、本当にこれは難しいことだと思います。
その中で、練習時間が全然ないから合奏が成立しないという話もよく耳にします。部活だけでなく、一般団体の方々も週末しか楽器が吹けない=その時間は合奏になる、というパターンの方も多いです。
効率的な練習、という考え方があります。言い換えればこれは「無駄なことをしない」ということであり、僕の中で無駄なこと=根性練習だと思っています。
根性練習というのは頭が全然働いてない状態で反射的に同じことを繰り返して身につけていく方法で、昭和の時代にはこれで乗り切っていたものが音楽だけでなく、スポーツでも勉強でも仕事でも結構あったように感じます。
短時間で結果を残せるようにすることは今の時代とても大切だと思うのですが、しかし、どうしても時間がかかってしまうことも存在します。例えば、実験と研究。自分が今持っていないテクニックや、より安定した奏法を手に入れるためには、多角的に考えて実験して習得する必要があります。
これは、自転車に初めて乗れるようになるまでの過程と似ていて、どんなに理屈でわかっていても、どれだけ第三者から説明や講習を受けたとしても、自分の体のバランスをキープして運転できるようになるには、自転車に乗る時間を結構な長さ確保しなければならないのです。
他にも、譜読みをする楽曲が多い場合なども当然物理的に時間がかかります。
ようするに、常に頭を使って計画的にこなしていくことが大切ということです。
そんな話を「ラッパの吹き方:Re」というこれとは別のブログで以前詳しく書きましたので、ぜひご覧になってください。
荻原明(おぎわらあきら)